【G大阪】採点&寸評 パトリックのロスタイム弾で劇的勝利! MOMはタフガイ井手口
◆明治安田生命J1リーグ第8節 G大阪2―1横浜C(8日、パナソニックスタジアム吹田)
G大阪は横浜Cに苦戦しながら後半ロスタイムにFWパトリック(32)が決勝ゴールを奪い、2―1と勝利した。DF昌子がリーグ戦初先発を果たしたこの試合、前半は攻守ともにアグレッシブな内容を披露し、同34分にMF小野瀬のシュートがFWアデミウソンに当たってコースが変わり先制。しかし後半15分、DF藤春のバックパスを奪われて失点し、その後は苦しい時間帯に。しかしGK東口を中心に粘り強く戦い、最後はMF井手口の鋭いCKを途中出場のパトリックが頭で合わせて決勝点を奪った。
以下は採点&寸評
宮本恒靖監督【6・0】ベストメンバーで先発を構成。苦戦したが、多彩な武器を生かして勝ち点3ゲット
GK東口順昭【6・5】届く範囲のシュートはすべて止める。反応速度はさすが
DF三浦弦太【5・5】
3バックの右で対人の強さ発揮。相手の狙いを外す組み立てには改善の余地あり
DF金英権【6・0】
そつのないプレーで、悪目立ちしない。渋さ満点
DF昌子源【5・5】本調子にはまだ到達していないが、絶え間のない声で早くも存在感
MF小野瀬康介【6・0】ミドルシュートがアデをかすめて“アシスト”に。古巣に成長した姿はみせた
MF藤春広輝【4・5】バックパスをさらわれ失点に直結。利き足ではない右足まで集中が行き届かなかったか
MF矢島慎也【5・5】前半は攻守に存在感を見せるも、後半は疲れたか。守備での遅れが気になった
MF小野裕二【6・0】潤滑油としてプレーしつつ、攻守で厳しい場面に顔を出す
MF井手口陽介【7・0】8試合連続フル出場、ルヴァン杯から中2日にもかかわらずタフに走り切り、決勝点もアシスト。精神と時の部屋で回復した疑惑。MOM
FW宇佐美貴史【5・5】クロスは見事だが、やや重さも。キック精度をシュートに生かしたい
FWアデミウソン【5・5】負傷明けの4試合ぶり先発でラッキーな先制ゴール。交代時に太もも裏を気にしていたしぐさが気になる
途中出場
FWパトリック【6・5】後半17分イン。重戦車のごとくCKに突っ込み決勝点。今季リーグ戦初ゴールを捧げるため、逆サイドスタンドの家族まで100メートル近く疾走する元気も残していた
MF倉田秋【5・0】後半17分イン。持ち味の出る展開ではなかったが、不完全燃焼が続く
MF福田湧矢【6・0】後半34分イン。左サイドからパトめがけて鋭いクロス供給
MF高尾瑠【5・5】後半34分イン。ウイングバックに入れば裏への高い意識が際立つ
FW渡辺千真【―】後半39分イン。時間短く採点なし