G大阪宮本監督「何が何でもネット揺らすのが大事」
優勝争いを演じる3位ガンバ大阪は、8日にホームで17位横浜FCと戦う。7日は大阪・吹田市内で調整を終え、宮本恒靖監督(43)が得点にこだわる姿勢を示した。
負傷離脱していたブラジル人、FWアデミウソンが4試合ぶりに復帰する可能性もあり、ベスト布陣で攻撃的に戦うのが理想だ。
「相手はサイドに速さと特長のある選手、前線にもサイズのある選手がいる。丁寧につなぐチーム。システムも含めて少し変化つけてくる可能性はあるが、今は自分たちができているいいところを出して、相手を上回りたい」
横浜FCを客観的に分析した上で、指揮官は「点を取れる選手で臨みたい」と言い切った。
1日の首位川崎フロンターレ戦では今季初めて完封を喫し、4連勝でストップした。5日のルヴァン杯大分トリニータ戦も前半の1得点だけで引き分けに終わって、1次リーグ敗退となった。今回は下位の横浜FCに勝つのはもちろん、ホームで先制、追加点を奪っての複数得点での勝利を目指す。
「前節はゴールをこじ明けられず、ルヴァン杯も1点に終わっている。点を取る作業をみんなで改善し、何が何でも、ネットを揺らすのが大事」と宮本監督。大分戦で移籍後初出場したDF昌子については「(右足首の)リバウンドはない」としながらも「慎重に様子を見ていきたい」と、決して無理はさせず、今後も間隔を開けての起用になりそうだ。
同じく取材対応したDF藤春広輝(31)は「ホームでできるので、勝ち点3を取って順位をキープしていきたい。若い選手を含めて一丸になって戦えている」と手応えを示した。
MF小野瀬康介(27)にとっては、横浜FCは下部組織から育った古巣でプロとして5年在籍した。「特別なチームなのは間違いないので、多少気持ちの部分でいつもと違うのかなと思う。本音を言えば、お世話になったクラブなので戦いたくはないが、G大阪が勝つためにプレーしたい」と正直な胸の内を語った。