神戸との“阪神ダービー”制したG大阪が4連勝! 小野の移籍後初弾に宇佐美がゴラッソ!《J1》

明治安田生命J1リーグ第7節のヴィッセル神戸vsガンバ大阪がノエビアスタジアム神戸で行われ、2-0でアウェイのG大阪が勝利した。

4戦無敗の神戸は0-0で引き分けたセレッソ大阪戦からスタメン4名を変更。トーマス・フェルマーレンが今季初出場となったほか、藤谷、佐々木、小川がスタメンに名を連ねた。

一方、3連勝中のG大阪は1-0で辛勝したサンフレッチェ広島戦からスタメンを2名入れ替え。矢島がアンカーに入り、小野が2試合ぶりのスタメンとなった。

好調の両者が相まみえる“阪神ダービー”は、試合開始4分にG大阪が早速決定機を迎える。右CKの場面でキッカーの宇佐美がインスウィングのクロスを供給すると、ファーサイドのキム・ヨングォンがフリーでヘディングシュートを放つも、わずかに左へ外れた。ここから畳みかけたいアウェイチームだが、以降はなかなかチャンスを作れない状況が続いた。

対してイニエスタを中心にポゼッションを高める神戸だが、G大阪の粘り強い守備により、なかなかシュートまで持ち込めない。それでも、40分には酒井からのパスを受けた古橋が、ボックス右に持ち運んで右足コントロールシュート。だが、ここはGK東口のファインセーブに阻まれた。

後半に入ってもこう着状態が長らく続いたが、61分にアウェイチームが均衡を破る。高尾が敵陣中央やや右寄りの位置からからボックス左へグラウンダーのダイアゴナルパスを通す。これに反応した小野がバランスを崩して軸足に当てながらも、何とか右隅へ流し込んだ。

先制を許した神戸は、66分に郷家、71分に田中と攻撃的な選手を続けて投入。すると76分、イニエスタから絶妙なスルーパスを受けた古橋がボックス左から右足シュートも、GK東口に好セーブで阻まれる。さらに、79分にも田中のクロスから古橋が決定的なヘディングシュートを放つも、三度G大阪の守護神が立ちはだかる。

東口の再三の好守によりピンチを凌いだG大阪は、“神戸キラー”の異名を持つエースがようやく魅せる。86分、ボックス中央手前で井手口のパスを受けた宇佐美が豪快に右足を振り抜くと、強烈なミドルシュートがゴール左上隅の完璧なコースに決まり、対神戸の公式戦13点目とした。

その後、危なげなく試合を締めくくったG大阪が小野の移籍後初ゴールと宇佐美のゴラッソで2-0の完封勝利。4連勝を達成している。一方、ボールを保持しながらも1点が遠かった神戸は5試合ぶりの黒星となっている。

ヴィッセル神戸 0-2 ガンバ大阪
【G大阪】
小野裕二(後17)
宇佐美貴史(後41)

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