サッカー森保監督が東京五輪オーバーエージ構想をいったん白紙へ「状況を見て考えたい」と留保

サッカー日本代表と東京五輪男子代表の指揮を兼務する森保一監督(51)が21日、オンラインで取材に応じた。五輪本大会で25歳以上の選手を3人まで起用できるオーバーエージ(OA)に関して、「状況を見て考えたい」と述べるにとどまり、従来のOA構想をいったん白紙に戻す意向を示した。

当初は今夏の五輪開催に向け、森保監督は「基本的に(OAを)使っていこうと考えていた」と説明。FW大迫(ブレーメン)、MF柴崎(デポルティボ)、DF昌子(G大阪)らW杯組をセンターラインで起用することが有力視されていた。

だが、本大会が1年延期されたことを受け、指揮官は「(24歳以下の)選手たちがレベルアップしていく。この1年でかなり状況が変わってくる」として、その構想を一時留保した。スタッフ陣に「これまでの見方にとらわれ、選手を見落とすことがないよう」と指示を送り、今季は新戦力の発掘により力を注いでいきたい考えだ。

森保監督は「(スタッフ会議で五輪候補として)報告で上がってくる名前の数が倍以上で大変。可能性がある選手がたくさん出てきて楽しみ」と満足そうな表情で語った。

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