【G大阪】採点&寸評 宇佐美&アデの2トップが結果。ハイプレスも機能

◆明治安田生命J1リーグ第5節 G大阪―大分(18日、パナソニックスタジアム吹田)

G大阪はFW宇佐美、アデミウソンの2トップがともにゴールを奪い、ホームで2連勝を飾った。1点を先制されたが、前半37分にMF小野瀬が倒されて得たPKに、宇佐美がPKを決めて同点に。後半3分には宇佐美が相手陣内でスライディングタックルをみせてDFからボールを奪い取り、ラストパスを受けたFWアデミウソンが決めて勝ち越した。

この日は流動的なポジショニングからのパスワークや、素早い攻守の切り替えからの守備など、今季目指しているスタイルを随所に発揮。決勝ゴールのアデミウソンは「僕のゴールもチーム全体で前線でプレスをかけ、貴史がスライディングで奪っていいボールを入れてくれた。そういう意味で、チームみんなでとれたゴールだと思う」と試合を振り返っていた。

以下は採点&寸評

宮本恒靖監督【6・0】

信頼してスタメン起用し続けた2トップが結果。切り替えの速さも浸透してきた

GK東口順昭【6・0】

広い守備範囲と安定したキャッチング。押し込まれた終盤も頼もしかった

DF三浦弦太【6・0】

序盤は知念とのマッチアップで後手を踏んだが、すぐに対応。その後はさすが

DF金英権【6・0】

簡単にクロス許した失点シーンはらしくなかったが、それ以外はほぼノーミス

DF高尾瑠【5・5】

攻撃時は外も内も迷いなく進む、3バックの一角というよりひとり3・5バック。失点シーンで付ききれなかったことは課題

DF藤春広輝【5・5】

高いポジション取りで大分の右サイドを押し込み、宇佐美や小野を生かす黒子に

MF小野瀬康介【6・5】中、外と神出鬼没。PK奪取の切り替えしは巧みだった

MF井手口陽介【6・0】ポジションを崩しても戻り切れるダイナミズムを発揮。右サイドでの小野瀬との連携もスムーズだった

MF矢島慎也【6・5】

幅広い動きで攻撃を組み立て、守備でも好判断でプレッシングの先鋒になるなど攻守の司令塔役に

MF小野裕二【6・0】

随所ににじむ高い技術がスムーズなパスワークに貢献。あとはゴール前で仕事できれば最高

FW宇佐美貴史【6・5】

PKでの今季初ゴールで気持ちも晴れたか。ひと振りでチャンスつくる能力はさすが。スライディングにも目覚めた疑惑

FWアデミウソン【6・5】鋭い切り返しからシュートまでが速かった。やはりボックス内でボールを持たせると怖い選手

途中出場

FW渡辺千真【5・5】後半18分イン。3戦連発はならなかったが、ボールキープなどで奮闘。あわやのミスもあったが役割は果たす

MF倉田秋【5・5】後半18分イン。バランスと守備の強度を保った

FWパトリック【5・5】後半30分イン。ボールを追い回す姿はド迫力。守備のタスクも懸命にこなした

MF福田湧矢【―】後半36分イン。時間短く採点なし

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