途中出場の渡邉千真が劇的AT弾!G大阪が土壇場で追いつき名古屋とドロー《J1》
8日、明治安田生命J1リーグ第3節の名古屋グランパスvsガンバ大阪が豊田スタジアムで行われ、2-2の引き分けに終わった。
4カ月ぶりの再開となった前節、名古屋は清水エスパルス相手に勝利し、J1通算400勝を達成。その試合から3名を変更し、ジョアン・シミッチ、相馬勇紀、前田直輝に代えて、米本拓司、ガブリエル・シャビエル、金崎夢生を起用した。
対するG大阪は、セレッソ大阪との“大阪ダービー”で敗戦。その試合からスタメンを4名入れ替え、菅沼駿哉、遠藤保仁、藤春廣輝、倉田秋に代えて、髙尾瑠、井手口陽介、福田湧矢、小野裕二を起用した。
試合は6分、アウェイのG大阪が先制する。左サイドでFKを獲得すると、キッカーの宇佐美がゴール前にクロス。これが吉田に当たってゴールへ向かうもクロスバーに嫌われる。しかし、跳ね返りをつなぐと、最後はボックス中央で三浦が蹴り込み、G大阪が先手を奪う。
先にスコアを動かされた名古屋だったが、16分に反撃。右サイドで得たFKからガブリエル・シャビエルがクロスを送るも、アデミウソンがブロック。ボックス内で混戦となると、こぼれ球がマテウスの下へこぼれ、右足で蹴り込み同点に追いつく。
さらに31分、名古屋がパスをつなぐと、マテウスのパスを金崎がフリック。ボックス内でガブリエル・シャビエルがターンからシュートを放つもGK東口がセーブ。しかし、こぼれ球をガブリエル・シャビエルが蹴り込み、名古屋が逆転に成功する。
前半で逆転に成功した名古屋は後半早々にビッグチャンス。最終ラインでのパスミスから、縦パスを受けたマテウスが金崎へ。GKと一対一になったが、三浦がなんとか戻りブロックする。
後半に入ってもペースが掴めないG大阪は、61分に3枚替え。アデミウソン、小野、宇佐美に代えて、パトリック、倉田、渡邉を投入し流れを変えに行く。
パトリックと渡邉の2トップに変え、システムと攻撃の形を変えたG大阪は徐々に押し込むシーンが増えるも、中盤でのミスが目立ち試合を作れない。すると71分には矢島に代えて、J1最多出場の遠藤を投入。遠藤の投入により、徐々にリズムが生まれる。
ポゼッションはG大阪が握る一方で、名古屋は途中出場の前田がドリブル突破で攻め立てるが、互いにゴールには近づけない。
互いに決定機を作れず、時計の針だけが進む展開に。それでも迎えた後半アディショナルタイム、ロングフィードをボックス内でパトリックが競り勝つと、胸トラップから渡邉が蹴り込み、土壇場でG大阪が同点に追いつく。
その後は少ない時間ながら互いにゴールを目指すが、そのまま試合終了。2-2で引き分けに終わった。
名古屋グランパス 2-2 ガンバ大阪
【名古屋】
マテウス(前16)
ガブリエル・シャビエル(前31)
【G大阪】
三浦弦太(前6)
渡邉千真(後45+2)