名古屋逃げ切り失敗…G大阪が途中出場の渡邉弾で土壇場ドロー

[7.8 J1第3節 名古屋2-2G大阪 豊田ス]

豊田スタジアムで行われた名古屋グランパス対ガンバ大阪の試合は、2-2の引き分けに終わった。名古屋は1勝2分。G大阪は1勝1敗1分となった。

先制点はG大阪が奪った。前半6分、左サイドで獲得したFKをFW宇佐美貴史が蹴ると、ニアで競ったDF吉田豊に当たってコースが変わったボールがクロスバーを直撃。跳ね返りをDF高尾瑠が押し込むと、さらにこぼれたボールをDF三浦弦太が蹴ると、クロスバーを叩いたシュートはゴールラインを越えたところに着地した。

しかし名古屋は前節同様、先制点を奪われたあとに跳ね返す力をみせる。前半16分、右サイドのFKからゴール前の浮き球のこぼれを収めると、MFマテウスが右足でゴール左隅に流し込む。さらに同31分、右サイドを持ち込んだマテウスの横パスをFW金崎夢生が落とすと、MFガブリエル・シャビエルが最初のシュートはGK東口順昭に防がれたが、跳ね返りを蹴り込んで試合をひっくり返した。

後半に入ると、連戦ということもあり、お互い早めの交代策をみせる。G大阪は後半16分、前節のC大阪戦後に左眼窩底骨折と診断されたにも関わらず先発していたFW小野裕二や宇佐美に代えて、パトリックやFW渡邉千真を投入。同26分にはJ1最多出場記録を更新したMF遠藤保仁を送り込み、同点弾を目指す。一方の名古屋は終、逃げ切りを図るべく、MFジョアン・シミッチやDF秋山陽介を投入して守りを固める。

しかし後半アディショナルタイム2分だった。G大阪はエリア内に放り込まれたロングボールに競り勝ったFWパトリックが頭に当てて落とす。これをFW渡邉千真が胸トラップから右足ボレー。土壇場で劇的な同点弾となった。

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