ガンバ大阪 宮本監督「感覚を早く取り戻すことが大事」4日、Jリーグ再開へ

サッカーJ1リーグが、7月4日に再開する。ガンバ大阪の再開初戦はセレッソ大阪との大阪ダービー。2018年シーズンからチームを率いる宮本恒靖監督(43)がオンライン取材に応じ、現在のチームの状況や選手たちの様子、試合に向けての意気込みを語った。

【宮本恒靖監督 コメント】
前の週の試合に比べると、徐々に選手たちの状態は上がってきていると感じています。

早く攻めたり、相手DFが引いて守っている中でもDFラインを崩してシュートで終わる攻撃だったり、セットプレーからの得点だったり、と攻撃の種類が多く出ていたように、練習していた攻撃面での改善ができていました。

今日の雨は降りすぎですね。もちろんいいコンディションでやりたいです。ですが、梅雨の中で試合があり雨が降ることが多くなるので、濡れたピッチの中でも自分たちがしたいサッカーをしようということは選手たちに伝えながら練習をしています。

選手たちが公式戦を戦えるだけのフィジカルに戻りつつあると見ています。これから試合を行う中でもっと感覚が研ぎ澄まされて、連携が深まり、良いものが出していけるのではないかと思っています。

ここから試合までは、勝負を分けるような細かい部分、例えばセットプレー、試合の進め方や対戦相手についてなどの確認を行う時間になると思います。

4日の対戦相手であるセレッソ大阪は、昨シーズンからロティーナ監督の元でストリートなサッカーをしていると思っています。昨シーズンは1勝1敗でした。大阪ダービーは特別な試合になるので、好調セレッソに対して分析しなければいけない面もあるが、自分たちガンバ大阪の良さや持ち味を存分に発揮できるような試合にしたいと思っています。

無観客リモートマッチの試合がどんな雰囲気で進むのかは未知だし、公式戦のテンションなど色々なものが約4ヶ月ぶりになるので、選手たちが感覚を早く取り戻すことが大事だと思います。

リーグ戦再開の日を、ファンの皆さん同様我々も待ち望んでいたので、久しぶりの試合というプレッシャーもあるかもしれないがサッカーができるという喜びを選手たちにはピッチで表現してもらいたい。そしてそれをファンの皆さんにも感じてもらい、そこに良い結果を繋げたいと思います。

今シーズンは、昨シーズンよりも少ない失点の中で相手ゴールにアグレッシブに迫り多くのゴールを奪う、というサッカーを構築することを選手たちとも意思統一しています。中断期間があったがそれは変わらないので、よりレベルの高いサッカーを見せていきたいです。とにかく、たくさん試合が終わった後に喜べるシーズンにしていきたいと思います。

セレッソ戦は、大阪ダービーというだけで意味があります。同じ街のライバル、負けられない試合、それだけでモチベーションになります。再開後の初戦という意味では、開幕戦と同じように高い意識で勝利に向かって準備しているし、勝利するためにどのメンバーを組み合わせるかということもそれぞれのポジションで常に良い競争がある。選手たちが我々が与えるタスクをしっかりこなしてくれることによって、ダービーの勝利に近づけるようにしたいです。

今シーズンは1試合の交代枠を3人から5人に拡大することについてですが、従来の3人の交代枠は、夏場の試合を上手く勝ちに持っていくのに難しさがあった。しかし、一気にその枠が2人増えるとなると逆に難しさを感じることも事実。

交代枠を使い切るとチームの半分の選手が交代することになるので、チームが変わってしまったり、戦術的なところで大事なところが薄なってしまったりする可能性もある。でも今は選手たちが非常に良いコンディションで、誰が試合に出ても良い仕事が期待できるという現状を踏まえて言うと、リードした状況で追加点を狙う後押しを期待したり、ビハインドの状況で2人交代をして勢いを出したり、色々な選択肢があるのでその時の状況に応じて柔軟な対応をしていきたいです。

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