G大阪・遠藤、J1最多出場へ「並ぶだけじゃなく、追い抜けるように」
ガンバ大阪は19日、23日の横浜F・マリノス戦(日産ス)へ向け、吹田市内のクラブ施設で調整。MF遠藤保仁(40)は、出場すれば楢崎正剛さん(43)の持つJ1最多出場記録に並ぶ631試合目の出場となる。大記録を前に、鉄人が思いを口にした。
「コンスタントにやれているのは、監督さんとのめぐり合わせもよかったと思う。(楢崎)正剛さんに並ぶチャンスがあるのはうれしいこと。並ぶだけじゃなく、追い抜けるようにしたい」
積み重ねたのは試合数だけではない。G大阪でJ1を2度制し、個人でもMVP1回、ベストイレブンは歴代最多の12回を誇る。16日のルヴァン杯・柏戦でも後半9分からの出場でビルドアップに変化を作り、攻撃をコントロール。「改めて、ピッチに立つのはいいものだなと思いましたし、より多くの試合に絡んでいきたい」。存在感はいまだ抜群だ。
開幕戦の舞台である日産スタジアムは、遠藤が横浜フリューゲルス入団1年目の1998年の3月21日、プロデビューを果たした地だ。「プロ1年目のスタートの場所ですし、代表でも多く試合をした場所。出場は監督が決めることですけど、去年のチャンピオンチームを彼らのホームで倒すことができればと思います」と意気込んだ。不惑のゲームメーカーが、新しい歴史を刻む日は近い。