新加入初先発のG大阪・新里、幻ヘッドも厳しい自己評価「前半はほぼ0点」
ルヴァン杯第1節で、G大阪は柏に0-1で敗れた。この試合で磐田から加入後初出場・初先発を果たしたDF新里亮(29)は、幻の同点ヘッドなど奮闘した88分間に厳しい自己評価を下した。
勢いよくゴールネットを揺らし、この日一番の歓喜を巻き起こした。しかし判定はオフサイド。新里は残念そうに振り返った。
「ヘッドは狙っていたし、きょうの自分のプレーを取り返すつもりだった。判定は変わらないので、次ですね」
1点ビハインドの後半38分。FW宇佐美のCKに頭で合わせたが、得点とはならなかった。
この日は3バックの右で先発。開始35秒のプレーでボールを奪われシュートを許したが、その後もポジション取りを工夫し、果敢にボールを受けてビルドアップを安定させようとした。
ただ、本人は「個人としては前半はほぼ0点の内容。あのミスは決定的でしたし、それ以外にも効果的な前線へのパスは少なかった。僕のところで攻撃に変化をつけたかった」とシビアに自己分析。後半には右サイドのMF福田らとも話し合って立ち位置を修正するなど工夫も凝らした背番号17は、「3バックだと僕のところは攻撃のスイッチになるポジション。サイドやアンカーとの関係も含めて、後半くらいの展開は作っていかないといけない」とチームのなかでのプレーの継続性を課題とした。