【J1採点&寸評】神戸2-2G大阪|流れを変えたイニエスタ弾! だが白熱の阪神ダービーで最も輝いたのは?

神戸――イニエスタのゴールで流れを変える
[J1リーグ21節]神戸2-2 G大阪/8月2日/ノエスタ神戸

【チーム採点・寸評】
神戸 6
簡単なミスから2失点したものの、田中や増山を投入して流れを引き戻した。イニエスタのゴールで完全に流れを変えると、最後は西のアシストで増山が同点弾。

【神戸|採点・寸評】
GK
18 飯倉大樹 6
CBの間でパスを受け、ビルドアップに参加。32分にはアデミウソンとの1対1を阻止。だが、2失点のほろ苦い神戸デビューに。

DF
33 藤谷 壮 6(79分OUT)
積極的に仕掛け、37分過ぎにはウェリントンへピンポイントクロスも。スピードを生かした攻撃参加で持ち味は出せた。

33 ダンクレー 5.5
30分にアデミウソンにボールを奪われてピンチに。頭を越すハイボールに前半は苦戦。最後まで相手の攻撃陣をつぶしきれなかった。

25 大﨑玲央  5.5
パトリックにフィジカルで競り勝つシーンもあったが、全体的にはやられた印象。倉田に背後を突かれた失点シーンはいただけない。

19 初瀬 亮 5.5
競り合いで頭から流血するなど奮起。36分頃にはウェリントンへピンポイントクロスもあったが、守備面では今ひとつ。

MF
5 山口 蛍 6
34分に倉田へのパスをインターセプトするなど積極的な守備が光った。だが、相手の嫌がるパスは少なかった。

6 セルジ・サンペール 6(61分OUT)
前半から積極的に攻撃に絡み、守備でもアデミウソンへの縦パスに厳しくプレス。だが、決定的な仕事はできなかった。

8 アンドレス・イニエスタ 6.5
前半はトップ下、後半はボランチでプレー。特に後半は積極的なドリブルで相手を翻弄。PKからのゴールで流れを変えた。

神戸――0-2から追いついた点は評価。しかし守備の課題は依然修正できず
FW
13 小川慶治朗 6(66分OUT)
5分過ぎにドリブルで持ち込んでミドルシュート。前半途中から右サイドへ。31分には惜しい反転シュートもあった。

17 ウェリントン 6
34分に初瀬のクロスに反応するもGK に奪われる。終盤89分のカウンターの場面、田中からの横パスをトラップミスは残念。

16 古橋亨梧 6
前半序盤は消えていたが、左サイドに移動してから存在感を発揮。79分にドリブルでエリア内に侵入し、値千金のPK 獲得。

交代出場
MF
21 田中順也 6.5(61分IN)
サンペールと交代し、4−4−2の2トップに。前線でシンプルにボールをさばき、カウンターのリズムを作った。同点劇の功労者。

MF
20 増山朝陽 6.5(66分IN)
小川と交代でピッチへ。持ち味のドリブルで積極的に仕掛け、84分には西からのクロスをヘディングで決めた。

22 西 大伍 6(79分IN)
藤谷と交代で右SB へ。右サイドでボールを収めてリズムを作った。84分には増山へのピンポイントクロスで同点弾をアシスト。

監督
トルステン・フィンク 6
田中や増山、西など効果的なカードを使い、0−2から同点に追いついた手腕は高評価。だが、守備の課題は克服できておらず。
G大阪――倉田は試合の流れを引き寄せるゴールを決める
【チーム採点・寸評】
G大阪 6
開始8分に矢島のロングパスを受けた倉田が冷静に決めて先制。53分には倉田のアシストでパトリックが追加点を挙げ完全に試合の流れを掴んだかに見えたが、そこから2失点した。

【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 6
25分にウェリントンとの1対1にうまく対応するなど好判断が光った。イニエスタのPK を一度は止めたが…。2失点だが、個人としては及第点。

DF
5 三浦弦太 6
前半はウェリントンと競り合いながら、イニエスタ、小川、古橋らの2列目からの突破にも対応。だが、現実的には2失点と厳しい。

19 キム・ヨングォン 6
一番苦しい86分という時間帯に古橋のスルーパスをカットしてカウンターに繋げるなど活躍。ビルドアップでも存在感を示した。

27 高尾 瑠 6
小川、古橋の2列目からの突破にはうまく対応。だが、イニエスタのドルブルには揺さぶられ、崩されるシーンもあった。

MF
8 小野瀬康介 6(75分OUT)
前半は運動量を活かしてイニエスタや初瀬に対応した。だが、後半は運動量が落ち、サイドを崩されるシーンが増えた。

MAN OF THE MATCH
10 倉田 秋 7
試合の流れを引き寄せる先制点は値千金。ドリブルで相手を翻弄し、パトリックのゴールも引き出した。文句なしのMOM。

21 矢島慎也 6.5
相手DFの背後へ正確なロングパスを送り、8分の倉田の先制点をお膳立て。後半にシステム変更する前はアンカーとしてゲームを支配。

34 福田湧矢 6.5
8分の倉田の先制点をたどれば、福田の守備がある。小川、藤谷のスピードに対処しながら90分間走り続けた。

G大阪――2-0までは理想的な流れだったが…
FW
9 アデミウソン 6.5
30分にダンクレーと入れ変わって抜け出すなど神戸DF陣の脅威に。66分にはポスト直撃の惜しいシュートも。

18 パトリック 6.5(64分OUT)
G大阪への復帰戦で1ゴールを決めるなど役者の違いを見せた。後半は戦術的な理由で遠藤と交代した。

33 宇佐美貴史 6.5(87分OUT)
ゴールこそなかったが、前半は左SH、後半は2トップの一角で存在感を示した。79分のミドルシュートは惜しかった。

交代出場
MF
7 遠藤保仁 6(64分IN)
結果的にピッチに入ってからG大阪が2失点したものの、細かいパス回しでG大阪らしいリズムを作った。公式戦1000試合出場。

DF
17 鈴木雄斗 6(75分IN)
小野瀬と交代でピッチへ。高尾と右サイドで起点を作りたかったが、イニエスタの個人技にやられる場面もあった。

MF
40 食野亮太郎 6(87分IN)
2−2の同点に追いつかれてから出場。最前線で粘りあるドリブルを見せたが、最後のところで崩しきれなかった。

宮本恒靖 6
2−0までは理想的な試合運びだった。後半はシステムを4−4−2に変えてポゼッションを高めたが、PKで流れを持っていかれた。

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