G大阪・宮本監督 宇佐美のインサイドハーフ起用の意図は?

2日(金)、J1リーグ第21節ヴィッセル神戸対ガンバ大阪の“阪神ダービー”は2-2の引き分けに終わった。
一時は倉田秋とパトリックの復帰後初ゴールで2点をリードする展開だったが、後半残り10分から踏ん張れず、同点で終えている。

G大阪の宮本恒靖監督が記者会見でこの試合を振り返った。
「前半幸先良く先制点を取れた後、少し後ろに重たくなって、守備をする時間が増えたかなと思う。後半はその下がらない守備をというところを意識してスタートした。2点目もカウンターから取れたところもあったし、それ以外にもチャンスを作れるところもあった中で、PKで1点を失ってから、もちろん相手のホームなので難しい流れになったな。3点目を取れるチャンスもあったと思うが、我々としては勝ち点2を失ったというか、もったいない試合になった」と悔しさを滲ませた。

0-2とリードした状況で65分から公式戦1,000試合目の出場となった遠藤保仁を投入した宮本監督。この意図を問われると、「ヤット(遠藤)を入れたのはボールを握りながら、また試合の時計の針を進めるという狙いがあった。その中で相手陣内まで押し込んで、決定的なパスを期待して起用した。結果的に少し試合がオープンな展開になり、我々が前半ボールを持っていなかった分、そこで運動量を消耗したものが後半出てしまったと思う」と述べた。

本来は攻撃的なサイドアタッカーという印象のある宇佐美貴史をインサイドハーフで起用したことに関しては、「(宇佐美)貴史がボールを持った時に見せる相手に対する危険なプレーというのは、どの高さでそれを発揮させるかというところがポイントだと思う。前線に今日はパトリックとアデミウソンを起用したが、そこへのパスであったり、コンビネーションの良さも見られるので、今は後ろで使っている。もちろん相手によって、またコンディションによって、または相手のシステムによって、貴史を使う場所は変化していく」と説明している。

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