【G大阪】採点&寸評 宇佐美はキレなし、しかし起死回生の同点ゴール

◆明治安田生命J1リーグ第20節 名古屋2―2G大阪(20日、豊田スタジアム)

G大阪は3年ぶりにJリーグ復帰を果たした元日本代表FW宇佐美貴史(27)が、後半ロスタイムに起死回生の同点ヘッドを決め、名古屋と引き分けた。19日に登録された宇佐美は即先発したが、気温27・6℃、湿度68パーセントの蒸し暑いピッチに苦しみ、精彩は欠いた。それでも後半ロスタイム、右サイドからMF小野瀬のクロスを、名古屋DF宮原に競り勝って頭で押し込む同点ゴール。約3か月ぶりの実戦にもかかわらず、フル出場でチームに勝ち点1をもたらし「ヘディングは予想外でしたけど、90分出られたことはポジティブですし、ひとつ目(のゴール)がスムーズに出たのは今後の明るい材料」と話した。以下は採点&寸評

宮本恒靖監督【6・0】

決して好調ではなかった宇佐美をフル出場させる決断が吉と出て、勝ち点1をゲット。

GK〈1〉東口順昭【6・0】

終了間際に名手・太田のFKを止めたセーブは大きい。2失点したが、試合を通じて安定していた。

DF〈13〉菅沼駿哉【5・0】失点につながったパスミスは痛恨。ジョーと対峙し、かわされるシーンもあったが嫌がられるプレーは続けた。

DF〈19〉金英権【6・0】

堅牢なプレーだったが、いら立ってもらったイエローは余計だった。

DF〈27〉高尾瑠【5・5】

裏を取られたシーンは反省点だが、下部組織で過ごした名古屋を相手に成長は示した。

MF〈7〉遠藤保仁【5・5】絶妙スルーパスで1点目の起点に。しかし周囲が止まると生きない。

MF〈10〉倉田秋【5・0】

広範囲を走り回ったが、カバーする場所が広すぎた印象。

MF〈21〉矢島慎也【5・0】

つなぎ役に徹したが、それ以上の仕事はできなかった。

MF<34>福田湧矢【5・5】

真っ向から仕掛ける姿勢は買う。次は相手を出し抜くプレーも欲しい。

MF<38>中村敬斗【4・5】

移籍前のラストマッチは攻守に精彩欠き途中交代。今後の飛躍に期待を込め、厳しい評価に。

FW〈9〉アデミウソン【6・0】

宇佐美とのコンビに可能性感じる。1点目は絶妙抜け出しから粘り勝ち。

FW<33>宇佐美貴史【6・0】

キレはなく、重かった。それでも節目の試合で決めた。3年経っても宇佐美は宇佐美。

途中出場

MF〈8〉小野瀬康介【6・5】停滞気味の試合を活性化させ、決勝アシストもマークした。

FW〈40〉食野亮太郎【5・5】荒さがあるが、いつ見ても得点のにおいは感じさせる。

FW<39>渡辺千真【―】時間短く採点なし。

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