【東アジアカップ】韓国戦を終えて――宇佐美「もう少しアイデアを出して、シュートシーンを増やさないといけない」 SOCCER DIGEST Web 8月5日(水)23時14分配信

「“疲労がない時限定”の選手と見られるのは個人的に嫌」(宇佐美)

 東アジアカップの日本対韓国は8月5日、武漢スポーツセンタースタジアムで行なわれ、日本は1-1で引き分けた。

韓国戦を終えた2選手のコメントをお届けする。

宇佐美貴史(G大阪/FW)

「向こうの流れではなかったし、どっちの流れでもないなかでどうするかという展開だと、見ていて思った」

――日本は守備的なプレーをしている印象でしたが?

「相手が前から来ていたなかで、序盤は少し押し込まれる展開もありましたし、なかなかシュートまで行けなかった。シュートまで行けた場面が少なかったよう にも思いましたが、(日本が)守備的に行こうという感じではなかった。向こうも序盤はギアを上げてきているなか、最初のほうはすごく難しそうにやっていた のかなと」

――宇佐美くんが入った時はいつも左だけど、ポジションに関してはどう思っている?

「全然あそこでいいです。一人ひとりかわして……まぁ3人でもいいんですけど、そこでゴールするのが自分のスタイルですし、それが自分の持ち味であり課題でもあると思っている。ポジションに関しては、あそこでいいと思っています」

――今日はどんなイメージでプレーした?

「CBと右SBの間が結構空くと聞いていたので、そこをどう突くかとうい展開のなかで、そういうシーンがほとんどなかった。まぁ1本、(山口)蛍くんがセ カンドボールをマイボールにして(ボールが)自分のところに来ましたけど、ああいうところでどうゴールするか。短い時間のなかで1回のチャンスを決め切れ ていれば、また(展開も)変わった。そういう力も必要になると思います」

「相手がどうこうというより、状況的に負けられない試合だったので、PKで先制されましたが、素晴らしいミドルで追い付いて、そこからはフィフティフィフティの試合が続いたと思います。内容どうこうというより、ファイトしていたと思います」

――こういうなかで勝ち切るにはなにが必要?

「もっとボールを保持することもそうですし、もう少しアイデアを出して、自分たちが(ボールを)動かしながらシュートまで持って行くシーンを増やしていか ないといけない。個人的には最後、ボールを持って(相手)ふたりが来た時にどうかわしてシュートまで持って行くか。僕自身はそういうところを追求して、そ こでひとりで決め切るシーンが増えれば、必然的に点は入るわけで、そういう個の力があって、そのなかでまたチームの崩しがあってという感じだと思います」

――個人的なコンディションはどうですか?

「疲れているか、疲れていないかも分からないので。疲れていないと言えば嘘になるでしょうし。(Jリーグの)6試合を中2日から3日でやってきたわけで、 確実に疲労はある。ただ、そのなかでもやれないといけないし、疲労がない時限定の選手と見られるのは個人的に嫌なので、7試合、8試合とタイトな日程が続 こうが、そのなかで結果を出していかないといけない。そこ(疲労の部分)はまったく言い訳にしたくないし、そういうタフさを身に付けていきたい」

「監督から『ゴールを取れ』と言われて、自分も『取ります』と約束していたけど…」(倉田)

倉田 秋(G大阪/MF)

「(同点弾の)あのシュートは凄いですし、(山口)蛍くんを褒めるべき。ホンマに勝ちたかったというのが率直な感想ですね。監督から『お前はゴールを取 れ』と言われて、自分も『取ります』と約束していたけど……。今日は、僕が1点取っていれば勝っていた試合なので、取れなかったのは本当に残念です。ミー ティングでもずっと『お前が点を取らなアカン』と言われて、そこで『ハイ』と言っていたので。期待に応えられなかったので、悔しい気持ちで一杯です」

――蛍くんとのコンビネーションは良かったのでは?

「そうですね。セレッソで一緒にやっていたので」

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