【東アジアカップ】宇佐美が本田の代役に名乗り 東スポWeb 8月5日(水)16時10分配信

【中国・武漢4日発】ハリルジャパンは東アジアカップ第2戦(5日)で韓国と対戦。初戦(2日)で格下の北朝鮮に1―2と屈辱の逆転負けを喫した。2連覇 へ負けられない一戦となるなか、新エース候補のFW宇佐美貴史(23=G大阪)が奮起。今大会で不在のエースFW本田圭佑(29=ACミラン)に代わる FKキッカーに名乗りを上げた。

ハリルジャパンの新エース候補は4日の練習でも精力的に声を出し、宿敵との対決を前に意欲的な姿を見せた。バヒド・ハリルホジッチ監督(63)から得点 力不足解消の切り札として期待されるが「まだまだ(代表で)自分のポジションが確立されたわけではない。海外組がいる、いない関係なくアピールしていきた い」と“挑戦者”の立場を強調した。

そんななかで視野に入れるのがFK&PKキッカーの座だ。所属クラブのG大阪では主に元日本代表MF遠藤保仁(35)が任されているため、蹴る機会は限 られている。だが、今回のハリルジャパンではキッカーはまだ決まっておらず「機会があればやってみたいと思う。そうなれるようなプレーをしていきたい」と 意気込んだ。

今大会前、元日本代表MF前園真聖氏(41=本紙評論家)から、代表の新リーダー就任と本田に代わるキッカーに“指名”されている。自ら名乗り出たのも 代表主力としての自覚が芽生えた証し。とはいえ、ゴールに直結する大事な役割を務めるには、高い技術力に加えて、周囲が納得するような結果も必要だ。

そのためには得点に絡むプレーにこだわっていく。「得点はもちろんだけど、質の高い1タッチ、2タッチでゴールを決められるようなアシストもやっていきたい。数字(実績)で引っ張っていくのがスタイル。自分のプレーがゴールに直結するようにしていかないといけない」

2戦目の相手はアジア最大のライバルで、W杯常連国の韓国。国内組の真価が問われる一戦だ。宇佐美は「負けられない相手で、状況的にも負けられない。そ ういうなかでどれだけ力を出せるか」と腕をぶした。ハリルホジッチ監督の期待も高いストライカーが主力不在のチームを勝利に導けるか。

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