得点奪えずもリーグ6戦ぶり無失点にG大阪・宮本監督は手応え

J1第10節、G大阪-FC東京は0-0の引き分けに終わった。得点こそなかったものの、G大阪・宮本恒靖監督(42)はリーグ戦では第4節の川崎戦以来、6試合ぶりのクリーンシートに手応えをにじませた。

「トレーニングから取り組んだことが試合で出たと思います」

試行錯誤が続くメンバー選考では、主将で日本代表のDF三浦が今季リーグ戦では初めてベンチスタートになった。「ここ数試合のパフォーマンスがよくなかった。本人も自覚はあった」と話し合いの末に決断。DF菅沼とDF金のCBコンビが素早いチェックで相手FWに自由を与えず、無失点の立役者となった。

「カウンターにしっかり対応していたし、お互いが持ち味をしっかり出してくれた」と評価した一方、課題が残ったのは得点の部分。後半は人数をかけてサイドを攻略しクロスの本数を増やしたが、ゴール前の迫力は出せなかった。

「相手もしっかりした守備を持っているし、攻撃に重心を傾けすぎるとひっくり返されるところもあって、難しかった」と一進一退の展開を総括。連敗は免れ、得失点差でなんとか降格圏外の15位となった。指揮官は「首位のチームに対してこれくらいできるというのは自信になるが、崩しきる部分で攻撃の質を上げないといけない」と、段階的なチームの成熟を見据えた。

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