ガンバ大阪の守備変貌 敵将「まるで別のチーム」 サッカーJ1

FC東京の長谷川監督は、ガ大阪を「まるで別のチームと対戦しているようだった」と評した。今季リーグワースト2位の19失点と守備に大きな課題を抱えていたガ大阪が、ピッチで変貌した。

崖っ縁の状況で宮本監督が大きな決断を下した。これまで守備陣を引っ張ってきたDF三浦をベンチに下げた。「名前でサッカーはできない」と、調子の上がらないキャプテンを先発から外す荒療治に、代役を務めた菅沼、金英権のCBコンビが存在感を発揮した。

象徴的だったのが後半16分。ガ大阪陣内に1人残っていたFC東京の永井へ矢のようなパスが出ると、自慢の快足を飛ばす永井に金英権が猛スピードで並走。先に足に当てたボールを、ゴール前に戻っていた菅沼が奪い取った。「1対1では不利」と金英権。力で及ばなければ人数で対応し、相手が狙うカウンターを食い止めた。

リーグ戦6戦連続勝ち無しと苦しい状況は変わらないが、6試合ぶりの無失点で手にした勝ち点1を浮上のきっかけにしたい。

◇シュート13本も5連勝ならず

リーグ戦4連勝の勢いを手に敵地に乗り込んだFC東京だったが、勝ちきれずに引き分けた。圧力の強いガ大阪の守備の前に攻め手を欠き、計13本のシュートも実らず。5連勝とはならず、久保建は「最低限の結果」と厳しい表情を浮かべたが、無敗のまま首位を維持。開幕からの無敗も10に伸ばした。

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