【J1採点&寸評】G大阪0-1浦和|決勝点の助っ人がMOM!浦和の最終ラインも高評価

G大阪――先発復帰の今野はまずまずの出来。

[J1リーグ7節]G大阪 0-1 浦和/4月14日/パナスタ

【チーム採点・寸評】
G大阪 5.5
膠着したゲーム展開で、焦れずにチャンスを何度か作った。しかし、決め切れずにいると、終盤にセットプレーから失点。無得点で守備でも耐えきれなかった。

【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 5
20分、審判のジャッジに憤りを感じたのは分かるが、抗議でイエローを受けたのはもったいない。無失点に抑えることもできなかった。

DF
22 オ・ジェソク 5.5
久々の先発で序盤は味方とパスが合っていなかった。徐々にコンディションを上げてからは、1対1のディフェンスで奮闘した。

5 三浦弦太 5.5
周囲に指示を出して最終ラインのバランスを保ちつつ、相手の攻撃をよく撥ね返していた。セットプレーで失点したのが悔やまれる。

19 キム・ヨングォン 5.5
59分、武藤に裏へ抜け出されてピンチが訪れたが、スライディングでブロック。好プレーもあったが、集中力が切れる場面もしばしばあった。

4 藤春廣輝 5.5(45+2分OUT)
アグレッシブなオーバーラップで、何度も左サイドのスペースを突いた。45分に相手DFとの接触で肩を痛め、負傷交代に。

MF
15 今野泰幸 6(81分OUT)
絶妙なポジショニングで中盤のスペースを埋めつつ、対峙した敵を潰した。攻撃でも低い位置からビルドアップし、ゲームを安定させていた。

7 遠藤保仁 5.5
ゲームメイクに加え、読みを利かせたボールハントも見せた。パスで決定機を演出することはできず、物足りなさは残った。

G大阪――ファン・ウィジョはノーゴールに。

MF
10 倉田 秋 5.5(86分OUT)
左サイドハーフでスタメン出場し、ドリブルで中央に切り込んで藤春の攻め上がりを促した。カットインからのシュートはモノにできず。

8 小野瀬康介 5
球際で負ける場面が目についた。68分、ゴール前での槙野との1対1は、アイデア不足でチャンスをフイにした。

FW
9 アデミウソン 6
推進力あるドリブルで攻撃を活性化させた。キレのある動きで最もゴールの匂いを感じさせたが、結果的には惜しくもネットを揺らせなかった。

16 ファン・ウィジョ 5.5
懸命に身体を張ってゴールに迫ったものの、相手DFの激しいチャージに苦戦した。シュート0本でノーゴールに終わる。

交代出場
DF
14 米倉恒貴 ―(45+2分IN)
急な交代出場でも対峙した山中に突破を許さず、悪くないパフォーマンスだった。

MF
29 髙江麗央 ―(81分 IN)
ボランチでセカンドボールを狙っていたものの、あまり貢献できなかった。

FW
38 中村敬斗 ―(86分IN)
試合終盤には臆せずにドリブルで仕掛けてCKを獲得した。

監督
宮本恒靖 5.5
今野と遠藤のダブルボランチにし、横パスを増やして手堅いゲーム運びにした。采配は功を奏さず、1点に泣いた。

浦和――槙野とマウリシオが無失点に貢献した。

【チーム採点・寸評】
浦和 6
相手に主導権を渡しつつも、堅固な守備ブロックを敷いて攻撃を撥ね返した。我慢強く戦い、セットプレーからのゴールで勝点3を手にした。

【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 6
ミドルシュートやセットプレーからのヘッドなどを安定したセービングで防ぎ、無失点に抑えた。

DF
46 森脇良太 6
積極的に攻撃に関与し、前半終了間際にはミドルシュートを打った。後半からは守備の強度も上がった。

2 マウリシオ 6.5
相手の2トップに臆せずチャージし、自由を与えなかった。ファン・ウィジョとのマッチアップも互角以上の戦いぶりだった。

5 槙野智章 6.5
ハイボールの競り合いはほぼ負け知らずで、対人の強さは際立っていた。68分の小野瀬との1対1も難なく防いだ。

MF
27 橋岡大樹 5.5
エアバトルの強さは光ったものの、地上戦ではサイドを打開する工夫に欠いた。

6 山中亮輔 6(90+3分OUT)
左ウイングバックのポジションに捉われない動きで、オフェンスにアクセントを加えた。

16 青木拓矢 5.5
判断に迷ってもたつき、中盤でボールロストするなど、中盤からゲームメイクできたとは言い難い。

浦和――決勝ゴールのエヴェルトンを高評価。

10 柏木陽介 5.5(83分OUT)
あまりパスを引き出せず、ボールを持っても無難なプレーに終始した。74分のヘディングもGKの正面に。

MAN OF THE MATCH
8 エヴェルトン 7
序盤からミドルシュートを2本も放ち、積極的な姿勢を見せる。すると87分、CKのこぼれ球を拾い、右足を一閃。アウトサイドにかけた見事なシュートで、決勝ゴールを決めた。

FW
9 武藤雄樹 5.5(82分OUT)
ドリブルで攻撃を活性化させたが、周囲とのコンビネーションはイマイチだった。59分と79分のチャンスも相手DFに止められた。

30 興梠慎三 5.5
マッチアップした三浦のディフェンスに苦しみ、決定機にはあまり絡めなかった。

交代出場
FW
19 アンドリュー・ナバウト ―(82分IN)
スルーパスやドリブル、ミドルシュートでチームの勢いを加速させた。

MF
11 マルティノス ―(83分IN)
84分のCKは相手DFにクリアされたが、エヴェルトンのもとに渡って決勝点につながった。

DF
4 鈴木大輔 ―(90+3分IN)
1点リードした試合終盤に投入され、チームの逃げ切りに貢献した。

監督
オズワルド・オリヴェイラ 6.5
A・ナバウトとマルティノスの投入で攻勢に出ると、セットプレーから決勝点。見事な交代策で勝利に導いた。

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