宇佐美“名誉挽回”1G1Aも…G大阪 悪夢再び痛恨ドロー スポニチアネックス 7月20日(月)7時1分配信

◇J1第2S第3節 G大阪2―2横浜(2015年7月19日 万博)

2試合連続の悪夢だった。逆転負けを喫した前節の名古屋戦に続き、またもG大阪が2点のリードを守れず痛恨ドロー。勝ち切る難しさを突きつけられ、スタジアムは大ブーイングに包まれた。

エースの名誉挽回の活躍も実らなかった。名古屋戦では献身性が見られなかったことから、今季最短69分での交代を命じられたFW宇佐美が1得点1アシス ト。指揮官から修正を命じられた前線からの守備でも、気持ちのこもったプレスなど奮闘したものの、手中にしかけていた勝ち点3がスルリとこぼれ落ちた。

前半6分、裏への抜け出しから左足でのピンポイントクロスでFWパトリックの3戦連発をアシストし、17日に第2子が誕生したGK東口をゆりかごダンス で祝福。後半23分にはMF倉田のシュートが自らの足に当たってコースが変わる「ラッキーとしか言いようがない」ゴールを決めた。得点ランク単独トップと なる15点目。それでも勝利に導くことができず、満足感も笑顔もなかった。

「2点差は一番危ないスコアだし、前の選手が3点目を取ってセーフティーリードにしないといけない。相手のモチベーションを根こそぎつぶすような得点差が必要」

エースとして、ドローの責任を自らに求めたエースは最後に「臆病にならずに点を取りに行くのが自分たちのサッカー」と結んだ。本来の攻撃的スタイルを取り戻す―。決意とともに宇佐美は前を向いた。

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