【G大阪】宇佐美“志願”決勝PK!遠藤代役で「緊張もプレッシャーもない」 スポーツ報知 7月12日(日)7時4分配信
◆J1第2S第1節 G大阪2―1甲府(11日・万博記念競技場)
重圧をはねのけ、エースの責務を果たした。G大阪は同点の後半45分、FWパトリックがGKと交錯してPKを獲得。いつもはキッカーを務めるMF遠藤は 交代していたため、FW宇佐美が“代役”に名乗り出た。「まったく緊張もプレッシャーもなかった」との言葉通り、GKの動きを見てゴール右に沈め、得点ラ ンクトップの14点目。甲府戦4試合連続ゴールと相性の良さも発揮し、チームを勝利に導いた。
前半9分に先制点を許したが、同34分に左サイドからのクロスをFWパトリックが頭で決めて同点に。宇佐美と2トップを組むブラジル人FWには、今夏中 東クラブから獲得オファーが届いたが、交渉の結果、残留が濃厚。「G大阪が僕の家」と後半戦もG大阪で戦う決意を固め、第2S初戦で大仕事を果たした。
長谷川健太監督(49)は「最後は気持ちの部分。パトリックも疲れている中でDFラインの背後に走って、PKをとってくれた。貴史が決めてくれたのも大 きな結果」とうなずいた。宇佐美の得点力に注目が集まるが、パトリックの空中戦の強さやスペースに走ってのボールキープは、チームの大きな武器。さらに宇 佐美に得意のドリブル突破のためのスペースを与える効果もある。
宇佐美はパトリックに冗談交じりながら「残れよ!」と声をかけていたという。「今まではさんざんいいパスを出しても決めてくれなかった。今日のPKで チャラではない。もっとアシストしてほしいし、(ゴールして)僕にアシストもつけてほしい」と宇佐美は笑った。リーグ屈指の2トップの活躍で、G大阪が第 2S白星スタートを飾った。