G大阪、逆転第2S開幕星!宇佐美がドロー寸前でPK決めた サンケイスポーツ 7月12日(日)7時0分配信
明治安田生命J1第2S第1節(11日、万博ほか)第2ステージが開幕。G大阪は日本代表FW宇佐美貴史(23)の決勝PKなどで甲府に2-1の逆転勝ち した。FWパトリック(27)との強力2トップの共演弾で白星スタート。年間勝ち点は35とし、3位に浮上した。第1ステージ優勝の浦和は2-1で松本に 勝利。開幕から18試合無敗(13勝5分け)とし、J1記録を更新した。
勝利を決定づけるPKを決め、頼れる相棒と歓喜の舞に酔いしれた。終了間際のFW宇佐美のゴールで、G大阪が第2ステージ白星発進。後半戦も主役はこの男だ。
「緊張もプレッシャーもなかった。蹴らせてもらえれば決める自信はある。キーパーを見ながら逆に蹴れば入るのでね」
同点の後半45分という重圧のかかる場面にもかかわらず、平然と言い切った。GKを見ながらゆっくりと歩を進め、右足でゴール右へと冷静に蹴り込んだ。 FWパトリックと2人でダンスパフォーマンスも披露。「チャンスがすごくあった試合ではなかったけど、勝てたことがよかった」。苦しみながら得た勝ち点3 の重みを強調した。
PKを獲得したのはパトリック。第1ステージでは宇佐美が決定機を演出しながらも逃すシーンも多かっただけに「いいパス出しても決めてくれなかったんで ね。これでチャラじゃないですけど、これからもアシストしてもらい、アシストしていければ」とさらなるコンビの成熟を目指す。
中断期間中にはその相棒に移籍のオファーも届いていたようだが、残留を願い、声をかけた。「家も近いし。子どもも日本の幼稚園に通っているから、絶対に残った方がいいと思ってた」。この助っ人とのコンビなら、自身もさらに輝いていけると確信している。
「内容がよかったとは思わないけど、これから上げていけるきっかけのゲームになると思う」
今季14得点で得点ランキングでも首位をキープ。決めれば負けない公式戦の不敗神話も35(30勝5分)に更新した。気温の上昇とともに調子が上げるガンバの夏を、さらに熱くしてみせる。