「なんたる衝撃」「GKなす術なし」 G大阪MF堂安の豪快ミドルを海外メディア称賛
ガンバ大阪のU-20日本代表MF堂安律は、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第5節、本拠地アデレード・ユナイテッド(オーストラリア)戦でスーパーミドルを沈めた。衝撃の一撃を海外メディアも「なんたる衝撃」「GKなす術なし」と称賛している。
G大阪の1-0リードで迎えた前半12分、18歳の若武者が吹田スタジアムを興奮の渦に巻き込んだ。ペナルティーエリアやや外、右サイド45度でボールを持つと、切り返しを入れてから左足を一閃。相手GKは立ち尽くしたまま。ボールはニアサイドの右隅へと突き刺さった。
満面の笑みを浮かべたG大阪ユースの最高傑作と呼ばれる男は、チームメートから祝福を受けた。この衝撃の一撃を、米スポーツ専門テレビ局「FOXスポーツ・フットボール」の公式ツイッターも速報。「若者、リツ・ドウアンがなんたる衝撃弾! この一撃でとてつもない自信が証明された」と動画とともに称賛している。
そしてAFC公式ツイッターも「ゴール! ドウアンによるロングシュートが飛ぶと、GKガレコビッチはなす術なし」と速報した。左利きの堂安だが、相手GKガレコビッチはクロスを警戒したのか、ファーサイドにポジションを取っていた。これが命取りとなり、ガレコビッチは鮮烈な一撃がゴールネットに吸い込まれるのを見守るしかなかった。
5月に韓国で行われるU-20ワールドカップには、U-20日本代表の主力としての参戦が見込まれ、15歳のFW久保建英(FC東京U-18)との共闘にも期待が高まっている。21日のJ1大宮アルディージャ戦(6-0)に続く公式戦2試合連続ゴールとなるゴラッソで、次代のエース候補であることを証明した。
だが、堂安の奮闘も虚しく、G大阪は試合終了間際に痛恨の失点を喫して3-3のドロー。グループステージ突破へ向けて、厳しい状況に追い込まれている。