【ACL】G大阪の自力突破が消滅…遠藤がPK失敗、終了間際のFKで失点し、アデレードに痛恨ドロー

前半立ち上がりに2点をリードするも…。

[ACLグループステージ5節]G大阪3-3アデレード・ユナイテッド/4月25日/吹田S

ACLグループステージ5節のG大阪対アデレード・ユナイテッドが25日、市立吹田スタジアムで行なわれ、3-3の引き分けに終わった。

この試合に敗れるとグループステージ敗退が決まるG大阪は、立ち上がりから攻勢を仕掛けた。まずは5分、見事なコンビネーションで左サイドを突破した藤春廣輝が角度のないところからシュート。これはGKに防がれたが、続くCKから先制点を奪う。

キッカーは遠藤保仁。ニアサイドにクロスを上げると、走り込んだ長沢駿が飛び出してきたGKの目の前でヘッドで合わせた。

幸先よくリードを奪ったG大阪は、さらに12分に追加点を見舞う。ACL初スタメンの堂安律が、エリア外で左足を一閃。無回転の強烈なシュートでGKのニアサイドを抜き、ネットに突き刺した。

しかし、G大阪は前半終了間際の43分、痛恨のミスで1点を失う。金正也が足を滑らせてボールを奪われると、そのままババカル・ディアワラに持ち込まれてクロスを上げられ、セルヒオ・シリオにボレーを流し込まれた。

さらにハーフタイムを挟んだ54分、ディアワラのパスを受けたジョーダン・オドハーティにエリア外からミドルを決められ、スコアをタイに戻された。

G大阪は直後の57分にオ・ジェソクがPKを獲得するも、遠藤のキックが枠を外れてゴールならず。長谷川健太監督は、嫌な雰囲気を払拭すべく、67分に藤本淳吾に代えて泉澤仁、75分に遠藤に代えてアデミウソンを投入して攻撃をテコ入れした。

すると77分、G大阪に3点目が生まれる。右サイドでボールを受けたオ・ジェソクが、ふたりを抜いてエリア内に侵入。低く鋭いグラウンダー送ると、相手DFに当たってコースが変わり、ネットを揺らした。

だが、これで試合は終わらない。G大阪の勝利かと思われた終了間際の90+1分、セットプレーからディアワラにヘッドを見舞われ、再び同点に追い付かれた。

結局、そのまま3-3で試合は終了した。G大阪は5節終了時点で1勝1分3敗の勝点4で、グループ最下位。グループステージ突破の可能性は残したものの、非常に厳しい立場に追い込まれた。5月9日に行なわれる最終節の済州ユナイテッド戦(アウェー)に勝ったとしても、他会場の結果次第で敗退が決まる。

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