【G大阪】井手口、1アシスト&決勝弾!今野&遠藤不在ピッチで躍動

◆明治安田生命J1リーグ 第5節 新潟2―3G大阪(1日・デンカビッグスワンスタジアム)

G大阪は、負傷欠場の日本代表MF今野泰幸(34)に代わって先発したMF井手口陽介(20)の1得点1アシストで新潟に3―2で逆転勝ち。勝ち点11で3位に上がった。

見せ場は2―2で迎えた後半40分に待っていた。MF井手口はゴール前でこぼれ球を拾うと、相手のブロックをかわしゴール右隅に流し込んだ。殊勲のヒーローは「今野さんが抜けたから勝てへんくなったと言われたくなかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

日本代表戦で左足小指を骨折したMF今野が欠場。MF遠藤は後半28分に退いた。2人がそろってリーグ戦のピッチを離れたのは2014年以降わずか10分間のみ。それでも井手口は「いつまでもあの2人に頼っていられないので」と同31分に遠藤に代わってFKキッカーを務め同点弾をアシストすると、同40分の決勝点で雄たけびを上げた。

ボール奪取力、危機察知能力はバヒド・ハリルホジッチ監督(64)も高く評価する。だが、昨年9月のプロ初ゴールをきっかけに、攻撃での貢献も意識するようになった。「守備のほうがやりがいがあるというか、楽しさを感じていた。でも、だんだん点を取りたい気持ちが強くなってきた。得点を意識し始めてプレースタイルが変わってきたのかなとは思う」。

この日はインサイドハーフとアンカーの位置でプレー。代表スタッフが見守る中、W杯アジア最終予選UAE戦のシステムへの適応力も示した。「守備も攻撃もまだまだ。練習で修正していかないと」と慢心はない。今野の復帰は5月以降となる見通し。昨年11月以来となる代表復帰に向け、アピールの機会はまだまだある。攻守に異彩を放つ20歳の若武者が、代表の中盤争いに殴り込みをかける。

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