G大阪、吹田で“ガンバ”れん…司令塔・遠藤を徹底マークされ連敗/ACL

アジア・チャンピオンズリーグ1次リーグH組第3戦(15日、G大阪0-1江蘇、吹田ス)“鬼門”でまた勝てず-。各地で1次リーグ第3戦が行われ、H組のG大阪は江蘇(中国)とホームで対戦し、0-1で惜敗。MF遠藤保仁(37)が封じられ、決め手を欠いた。1勝2敗で勝ち点3の3位で、昨年開場した吹田スタジアムではACL5戦未勝利(1分4敗)となった。F組の浦和はアウェーで上海上港(中国)に2-3で敗れ、2勝1敗。勝ち点6のままで、同組2位。

またしても吹田で勝てなかった。G大阪は済州に大敗したのに続き、中国の強豪にも屈して2連敗。昨年からACLホーム戦は5戦未勝利(1分4敗)。アジアの戦いで、自慢のホームがまさかの“鬼門”と化した。

「前半がすべてだった。最初の45分間でわれわれのサッカーができなかった」

長谷川監督がうなだれた。相手の戦略にはまってしまった。MF遠藤につかれたマンマーク。今季から導入した3-5-2システムで、現状では攻撃のほとんどの起点となるキーマンが封じられた。ボールを握る時間は長いながらも効果的な攻撃ができず。遠藤も「ボールをキープしていてもチャンスがなかった。リスクを負っても前に出るべきだった」と悔いた。

そんなところでワールドクラスの選手にしてやられた。前半39分、ブラジル代表として2度のW杯に出場したMFラミレスが、ペナルティーエリア付近でワン・ツー。ダイレクトで放った左足ミドルはゴールに吸い込まれた。

「世界的な選手はああいうところで非常に精度の高いシュートを打ってくる。あそこで対応できないと」と長谷川監督。シャフタール・ドネツク(ウクライナ)で欧州チャンピオンズリーグの常連だったFWアレックス・テイシェイラとともに昨年入団し、このブラジル人コンビで移籍金は100億円超。ガンバは後半に猛攻しながらも決定機をものにできず。中国マネーの力を、まざまざと見せつけられるような1敗だった。

同組2位の済州(韓国)とは勝ち点1差で1次リーグを折り返し。江蘇とは次戦、4月11日に敵地でぶつかる。「次を落としてしまったらほぼ終わり」と遠藤。突破へリベンジするしかない。

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