【G大阪】今季公式戦初の完封負け…ACL1次リーグ突破ピンチ

◆AFCアジアチャンピオンズリーグ第3節 ▽H組 G大阪0―1江蘇蘇寧(15日・市立吹田サッカースタジアム)

H組でJリーグ4位のG大阪は、中国スーパーリーグ2位の江蘇蘇寧に0―1で敗れ、2年ぶりの1次リーグ突破に黄信号がともった。前半39分に2014年W杯ブラジル代表のMFラミレス(29)に決勝点を許し、通算1勝2敗で3位は変わらなかった。

試合終了の笛を聞いたG大阪イレブンは、膝に手をつきうなだれた。韓国の済州に大敗したのに続き、またもホームで中国の強豪に屈した。吹田スタジアムでのACL本戦は、昨季から5戦勝ちなしだ。長谷川健太監督(51)は「正直、前半がすべて。消極的なプレーに終始した。多くのサポーターが来てくれた中で、我々のサッカーを見せられなかった」と、シュート1本に終わった前半を悔やんだ。

GK東口順昭(30)とMF井手口陽介(20)の日本代表コンビを負傷で欠き、前半39分にチェルシー(イングランド)などでプレーしたMFラミレスに左足で世界レベルの先制点を決められた。後半は攻勢に出たが、相手と同じシュート6本で今季公式戦7試合目で初の完封負け。これで中国のクラブに対しても2015年の準決勝で広州恒大に敗れて以降、5戦連続未勝利となった。

前半37分、後半6分に訪れた決定機をものにできなかったMF今野は「あれが決まっていれば違う戦い方になっていた。反省ですね。俺が決めていれば…」と自身を責めた。J1での出場経験がなく、東口の代わりに先発したGK鈴木は「結果で応えられなかったのが悔しい」と肩を落とした。

江蘇蘇寧とは次戦、4月11日に敵地でぶつかる。「可能性がある限りはやっていきたい。僕らはあきらめるつもりはない」と今野は前を向いたが、MF遠藤は「次を落としてしまったらほぼ終わり」と現実を直視した。2年ぶりの1次リーグ突破へ、試練が待ち受ける。

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