1点が遠かったG大阪、江蘇蘇寧にホームで0-1と敗れACL2連敗 3位で前半戦を折り返す

3バックで臨んだG大阪、ラミレスのミドル弾で先制点を許す

 ガンバ大阪はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第3節の江蘇蘇寧(中国)戦に臨んだ。前半終了間際にチェルシーに所属していたMFラミレスのスーパーゴールを食らい、0-1で敗戦した。

G大阪はACL初戦となった敵地アデレード(オーストラリア)戦に3-0で快勝したものの、第2節の済州ユナイテッド(韓国)戦では3バックが機能せず1-4の完敗。連敗を避けたい状況での一戦となったなか、先週末のFC東京戦で顔面骨折したGK東口順昭に代わり、鈴木椋大がゴールマウスに立った。一方、かつてJリーグにも所属経験のあるチェ・ヨンス監督率いる江蘇は、MFアレックス・テイシェイラとラミレスがともにスタメン入りした。

この日もG大阪は3バックで臨み、好調の長沢駿が前線に構えた。前半はお互いフィニッシュまでたどり着く場面が少なく、膠着した展開となった。同36分にG大阪は右サイドからのクロスをMF今野泰幸が右足ボレーで叩いたが、ポスト左をかすめて先制点は奪えなかった。

その直後の同40分、ラミレスがセレソンレベルの技術を見せつける。ジー・シアンのポストプレーからボールを受けると、躊躇なく左足を一閃。これがゴール左隅に突き刺さり、G大阪は0-1と先制を許して前半を折り返した。

江蘇3連勝、アデレード対済州は3-3ドロー

 後半に入ると5分、右サイドを駆け上がったDF初瀬亮からのクロスを、今野がヘディングで合わせたもののゴール左へと外れた。徐々に押し始めたこともあり、長谷川健太監督は同15分に初瀬に代えてMF堂安律を投入する勝負手を打った。

長沢のヘディングシュートなど惜しい場面を作るなか、大きなチャンスを迎えたのは同31分。ファビオのシュートがハンドの判定を誘いゴール正面18メートルの位置で直接FKを得る。このキッカーを務めたのは名手・遠藤。低弾道のシュートは壁に入った選手の手に当たったかに見えたが笛は吹かれず。江蘇に一気呵成のカウンターを浴びる大ピンチを迎えたが、MFウー・シーのシュートはゴール右へと外れた。

その後もG大阪は必死に攻めながらも、ゴールマウスをこじ開けられなかった。グループHのもう1試合のカード、アデレード対済州ユナイテッドは打ち合いの末3-3のドローに終わった。この結果により、G大阪は3位のまま。しかし1位の江蘇に勝ち点6差、2位済州に勝ち点1差を離される苦しい折り返しとなった。

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