【ACL採点&寸評】G大阪×済州|3バック採用が仇に。守備崩壊のG大阪がホームで大敗

今季初の複数失点で守備陣は軒並み平均点未満。

[ACLグループステージ2節]G大阪1-4済州ユナイテッド/3月1日/吹田S

【G大阪|チーム採点・寸評】
G大阪 4
連戦、新システムを考慮しても、守備の崩壊は想定外。セットプレー2発を含めて、一瞬の隙を突かれての失点が目立った。PKで1点を返すのが精一杯で、攻めあぐねるチームにサポーターからブーイングが飛ぶシーンも。

【選手|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 4.5
40分に決定的なヘッドをかき出して波に乗るかと思われたが、済州・Uの猛攻を食い止めきれずに前半終了間際に立て続けに被弾。後半にも飛び出したところで、がら空きのゴールにシュートを決められるなど、今季最多失点を喫した。

DF
2 三浦弦太 5
周囲に気を配り、こまめにラインコントロール。カバーリングや空中戦とフル稼働したものの、セットプレーの対応とストッパーとの距離感には課題が残った。

3 ファビオ 5
ハイボールを力強く跳ね返していた一方で、藤春とのマークの受け渡しがアバウトになることも。くさびに食らいついてスペースを与えてしまう場面が散見された。

6 金 正也 5
今季公式戦4試合目にして初出場。慣れないストッパー起用の影響か、ビルドアップでバタつき、攻撃をスローダウンさせてしまった。

藤春が失点に絡むなど、連戦の影響は否めず……。

MF
4 藤春廣輝 4.5(54分OUT)
対面のアン・ヒョンボムとのスピード勝負で後手に。ファウルを犯した後のFKで先制点を許しており、相手に主導権を渡してしまった責任は大きい。

7 遠藤保仁 4.5(76分OUT)
素早いプレッシングの前に“らしくない”パスミスを連発。攻撃の肝である背番号7が精彩を欠いては、チームが波に乗れないのも致し方なしか。

8 井手口陽介 5(HTOUT)
右足首の負傷を押して強行出場。献身的に広範囲をカバーしていたが、35分に接触で足を痛めてからは徐々にダイナミックさが消えていき、前半でピッチを後にした。

10 倉田 秋 5
ボールを持つとすぐに複数人に囲まれてボールロスト。後半からは今季初めてインサイドハーフに入ったが、見せ場は作れなかった。

15 今野泰幸 5.5
ビルドアップが停滞すると見るや、すぐにアンカーの位置まで下りて組み立てに参加。チームで唯一と言っていいほど、球際でファイトを続けていたが、狂った歯車を戻せなかった。

22 オ・ジェソク 5
果敢に肉弾戦を挑むも、劣勢は変えられず。裏のスペースを突かれてゴール前への折り返しを許す場面が多く見られたのは、修正点だろう。

交代カードもハマらず、良いところのないままタイムアップ。

FW
9 アデミウソン 5.5
14分に鮮やかなヒールパスでチャンスを演出。持ち前のスピードに乗ったドリブルでカウンターを狙うも、厳しいマークの前にボックス内に侵入する回数は限られた。PKでの1点はせめてもの意地。

交代出場
FW
20 長沢 駿 5(HT IN)
フィジカルを前面に押し出すCB2枚相手に沈黙。75分にはこぼれ球からチャンスを迎えたが、シュートは大きく枠を外れてしまった。

DF
35 初瀬 亮 5(54分IN)
アグレッシブさを求められるなか、安易なパスミスを犯すなど消極的なプレーに終始。30分以上のプレー時間をもらいながら、まったくアピールできなかった。

MF
39 泉澤 仁 ―(76分IN)
中盤の一角に入ると、スピードを生かして積極的にアタック。決定的な場面は作れなかったが動き自体は悪くなく、スタメンで起用するのも一案だろう。

監督
長谷川健太 4
守備的なシステムも組みながらまさかの3失点。前半でゲームプランが狂い、その後も疲労が見せる選手たちを上手くコントロールできなかった。相手のカウンターにも早急に対策を練る必要がある。

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