<サッカーACL>ガ大阪 活路を開いた左サイドからの攻撃

○ガ大阪3-0JDT●

格下相手にチャンスらしいチャンスを作れぬまま、時間だけが過ぎていく。ただ、ガ大阪の倉田は「攻撃はストロング。でも、守備はもろいところがある」と感じていた。活路を開いたのは、そんなもろさが見えた左サイドからの攻撃だった。

前半26分、倉田が相手を引きつけるように中央から左へと開く。すかさず今野が左からクロスを上げ、手薄になったゴール前でアデミウソンが頭で合わせて先制した。その3分後にも倉田から左サイドの藤春へとつなぐ。「左(サイド)はどんどん崩していけた」と藤春。最後は中央の長沢が左足で合わせた。

チームの本格始動からまだ3週間。今季初の公式戦とあり、ボールの出し手と受け手のタイミングが合わないなどミスが目立った。2点目を挙げた長沢も「良かったのは得点だけ。自分のところで(ボールを)失ってばかりだった」と課題を口にした。それでも、センターバックの顔ぶれが一新した布陣でACL本大会出場をもぎ取った勝利の価値は大きい。

「アジアのチャンピオンになりたい」と遠藤。その言葉を現実にするためのスタートラインに、ガ大阪がようやく立った。

リンク元

Share Button