G大阪、6年ぶり公式戦“快幕”発進!本戦出場決めた/ACL サンケイスポーツ 2/8(水) 7:00配信

アジア・チャンピオンズリーグ・プレーオフ(7日、G大阪3-0ジョホール・ダルル・タクジム、吹田)J1G大阪はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)本戦出場をかけてジョホール・ダルル・タクジム(JDT、マレーシア)と対戦し、3-0で勝利。3年連続の本戦出場を決めた。公式戦開幕白星は2011年以来6年ぶり。清水から移籍したDF三浦弦太(21)がダメ押しの3点目をもぎとるなど既存戦力と新戦力がかみ合った。1次リーグ初戦は22日、アウェーでアデレード(豪州)と対戦する。

気温3度といてつく吹田に熱い勝ちどきがこだました。国内最速で公式戦開幕となったG大阪は新システムを採用し、新加入のDF三浦のゴールなどでマレーシア王者に3発快勝。6年ぶりの公式戦開幕星をつかんだ。

「すごくいい雰囲気のスタジアム。すばらしい雰囲気でできたことを、うれしく思います」

2-0の後半25分、MF遠藤の右CKを頭で合わせてダメ押し。13年にJ3U-22選抜での得点はあったが、トップチームではプロ5年目にして初得点。三浦は「出来過ぎのデビューでした」と笑顔で振り返った。

新旧日本代表を3ボランチに並べた4-4-2システムで、センターバックにDF三浦&ファビオ(横浜FM)の移籍組を起用。主将のMF遠藤は特にこの2人の高さに、昨年までとの違いを感じた。「去年に比べて(セットプレーの)ターゲットが増えている。蹴る方は蹴りやすい」。1メートル92のFW長沢に、1メートル86のファビオと1メートル83の三浦がセットプレーで加わったのは大きな武器。“G大阪2017年バージョン”を披露した開幕となった。

13年に就任した長谷川監督にとっては、もちろん初となる快勝発進。昨年リーグ4位となり、初めてACL本戦出場をかけたプレーオフに回ったことで異例の早さの開幕となったが、急ピッチで照準を合わせてきた。

「この時期にしてはアグレッシブに戦ってくれた。フィジカルコーチがきっちりスケジュールを組んでくれた」とスタッフに感謝。長年、スロースターターといわれ続けてきたガンバには、これが荒療治となって、シーズンでも開幕ダッシュといくかもしれない。

「一昨年はベスト4までいったが、昨年は1勝もできずに地獄を味わったわけで。そういう経験をいかして臨んでいきたいと思います」と指揮官。まずはアジア制覇への挑戦権を得た。さあ、逆襲の1年がスタートだ。

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