G大阪の中核へ…ハリル期待の20歳・井手口「チームを引っ張っていける選手になりたい」

さらなる飛躍を遂げる1年になるか。昨季、サッカー日本代表に初選出され、Jリーグのベストヤングプレーヤー賞も受賞した井手口陽介(G大阪)。伸び盛りの20歳は「今年はチームを引っ張っていける選手になりたい」と誓う。

飛び級でトップチームに昇格して3年目の昨季、リオデジャネイロ五輪をきっかけに目覚ましい成長を遂げた。帰国後、第2ステージ中盤から守備的MFの定位置をつかみ、終盤6試合で4得点。11月にはワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア最終予選のサウジアラビア戦に臨む日本代表に選出された。「ずっと追跡してきたが、本当に能力がある」。ハリルホジッチ監督の言葉からも、期待の高さがうかがえる。

背番号「8」を背負う今季は、チームの中心としての役割がますます大きくなる。「課題は単純なミスをなくすこと。簡単に抜かれないようにしないと」。定評がある球際の強さに一層磨きをかけるつもりだ。

2月7日には早くも大事な一戦を迎える。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の本戦出場が懸かるプレーオフ(市立吹田スタジアム)。「ACLに出ると出ないとでは経験の意味で大きく違う。チャンスを生かさないといけない」。昨季は1勝もできずに1次リーグ敗退に終わっただけに、強い決意がにじむ。

育成組織から生え抜きの若武者について、長谷川監督は「いい活躍をしてくれているが、それで満足するクラブではない。さらに成長を促していく」とより一層の貢献を求めた。期待の新星からチームの中核へ-。試金石となるシーズンがもうすぐ幕を開ける。

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