宇佐美MF起用もあぁ不発…V逸G大阪、失速3戦連続勝ちなし サンケイスポーツ 6月24日(水)7時0分配信

明治安田J1第1ステージ第13節最終日(23日、柏1-0G大阪、柏)アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場のため日程が変更された一戦が行わ れ、G大阪は敵地で柏に0-1で敗れた。日本代表FW宇佐美貴史(23)はいつもより1列下がった左MFでスタメンするも不発に終わり、リーグ3戦勝利な し。勝ち点29の4位で、27日の第1ステージ最終節・山形戦(NDス)に必勝を期す。柏は8試合ぶりの勝利を挙げた。

年間王座奪取へ向けて再スタートを切るはずが、まさかの黒星だ。定位置だったFWから下がり、左MFでスタメンした宇佐美も不発。これでACLや日本代表戦も含め、1カ月以上ノーゴールと大スランプ状態だ。

「シーズンでの戦いをしていこうと話しているし、(浦和が優勝しても)モチベーションが変わることはない。きょうは得点できなかったということに尽きる」

何度も決定機は演出してみせた。前半29分には左サイドを駆け上がりMF遠藤のロングボールを受けると、中央のFWパトリックにピンポイントクロス。そのヘディングは枠上に外れると、その後もゴールを奪えないまま時間だけが過ぎた。

「自分たちが勝ち点3に値する戦いをしたかというと、そうではない」

後半28分には1トップに入ったが、ゴールに迫ることはできず無得点で試合終了。結局は前半12分にセットプレーから喫した1失点で敗戦。ここ3試合でわずか1ゴールと決定力不足にあえぐ今のガンバには、これが重くのしかかった。

宇佐美は5月20日のACL・FCソウル(韓国)戦を最後にゴールから遠ざかる。長谷川監督は「ためを作ってくれたし、代表と同じポジションで、彼の良さは見せた」と出来は悪くないことを強調したが、やはり求められるのは得点だけだ。

今季のJ1はステージ優勝を逃しても、年間の勝ち点で上位3位に入れば、年間王者を決めるチャンピオンシップに進出できる。しかも、年間勝ち点1位なら チャンピオンシップの決勝にシードされるのだが…。まだ第2ステージを残しているが、G大阪は現状は勝ち点29で4位と“圏外”だ。エースが不振脱出でき ない限り、光明は見えてこない。

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