日本代表初選出 ガンバMF井手口は“ポスト遠藤”の逸材 日刊ゲンダイ

日本サッカー協会が4日に親善試合オマーン戦(11日=鹿島)、W杯最終予選サウジアラビア戦(15日=埼スタ)の代表メンバー25人を発表した。DF長友、吉田、森重、MF長谷部、香川、清武、FW本田、岡崎といった常連組に加えて初代表選出選手が1人。リオ五輪に出場したG大阪MF井手口陽介(20)である。

身長171センチ、体重69キロの華奢なフィジカルながら、ボランチのポジションからアグレッシブな守備で相手選手に襲い掛かり、ボールを奪うと相手エリアに侵入してシュートに持ち込んでいく。このプレースタイルを高評価したハリルホジッチ代表監督が抜擢した。

「もともとボール奪取力など守備面を買われ、G大阪ではユース所属の高校2年時にトップチームに登録された。トップで経験を積むにつれて攻守のつなぎ役として成長した。相手ゴール前に侵入してシュートを放つなど攻撃面でも進歩。3日の川崎戦で決めたチーム2点目のようにミドルレンジからの強力シュートも魅力です。状況判断能力に優れ、G大阪では元代表MF遠藤の後釜としても期待されている」(元サッカーダイジェスト編集長・六川享氏)

大一番のサウジ戦に向けて、オマーン戦は「所属クラブで出場機会の少ない本田、香川、清武の調整のために代表レギュラー組が優先的にプレーする」(サッカー記者)ともっぱら。

試合に登場する可能性は低いだろうが、停滞感の漂う日本代表の強烈カンフル剤として、井手口のプレーが見たいものである――。

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