現役高校生アタッカーがチームに新風を吹き込む。Ｇ大阪は次戦のホーム仙台戦に向けて非公開で調整。結果次第では浦和の優勝が決まる重要な一戦に、Ｇ大阪ユース所属の堂安が左ＭＦで初先発することが濃厚となった。

１６日に１７歳の誕生日を迎えたばかりのホープは今年のキャンプからトップチームの練習に参加し、５月２７日のＡＣＬ決勝トーナメント１回戦第２戦で途 中出場。１６歳１１カ月１１日のクラブ史上最年少ＡＣＬデビューを飾り、３日の鹿島戦でも途中出場でクラブ最年少Ｊリーグデビューも果たした。

１７歳４日で臨む初先発ピッチで目指すは、稲本（現札幌）の持つクラブ最年少ゴール（１７歳７カ月１日）更新だ。高校の授業のために練習後すぐに帰宅し た本人に代わり、長谷川監督は「どんなプレーをしてくれるか。化学反応が起こればいいし、それがチームには必要」と期待を口にした。

◆堂安　律（どうあん・りつ）１９９８年（平１０）６月１６日生まれ。兵庫県出身。Ｇ大阪ジュニアユースからユースに進み、今季からトップチームでの出 場が可能となる２種登録選手。３日の鹿島戦でクラブ史上最年少となる１６歳１１カ月１８日でＪリーグデビュー。ポジションはＭＦ。１メートル７２、７０キ ロ。