神戸とG大阪が日本代表FW小林悠獲得へ!川崎も残留要請で三つどもえの争奪戦

神戸とG大阪が、川崎の日本代表FW小林悠(29)の獲得に乗り出していることが22日、分かった。神戸はこの日にステージ(S)優勝が消滅。G大阪も優勝が消え年間順位4位以下が確定したことから、補強の動きを本格化し、今季J1で日本人最多タイの15得点を挙げるアタッカーに白羽の矢を立てた。川崎も残留に全力を尽くす方針で、三つどもえの争奪戦となる。

悲願の初タイトルに届かなかった神戸と2年連続でJ1優勝を逃したG大阪が、“旬”な日本代表FWをターゲットに定めた。神戸は小林に対し、現在の倍以上となる年俸1億円の複数年契約を提示し、1億円近い移籍金も満額準備していることが判明。G大阪もクラブ幹部が「戦力で他クラブに負けない補強をする」と話し、小林獲得に本腰。川崎もクラブ生え抜きの慰留に全力を尽くす構えだ。

鋭い動き出しと得点感覚に定評がある小林は、守備も献身的にこなし、サイドMFにも柔軟に対応。日本代表でも、11日のオーストラリア戦でアジア最終予選初先発を飾った。30歳を前にJを代表する万能アタッカーへと成長を遂げた小林に、ともに来季の続投が決定的な神戸・ネルシーニョ監督(66)、G大阪・長谷川健太監督(51)という2人の名将が注目。タイトル獲得へ切り札となる存在として高く評価しているもようだ。

神戸はFWペドロ・ジュニオール(29)が鹿島からオファーを受け退団濃厚。しかし、F東京の元日本代表MF高橋秀人(29)に獲得オファーを出し、さらに15年途中まで川崎でプレーし、現在は中国1部・広州富力に所属するブラジル人MFレナト(28)の獲得にも乗り出している。

G大阪も横浜MのDFファビオ(28)の獲得が決定的となり、小林と併せて攻守の新戦力ダブル補強を狙っている。

Jリーグは、スポーツのデジタルコンテンツ事業を展開する英パフォーム・グループと、来年から10年間で総額約2100億円の放映権契約を締結。各クラブへの分配金も増加することから、今まで以上の大型補強が可能になる。CS進出の行方が見えた今後は、ピッチ外の移籍市場での戦いが本格化する。

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