【J1採点&寸評】横浜×G大阪|井手口が豪快ミドル2発!! ルヴァン杯疲れのチームを救った20歳が文句なしのMOM!

横浜――富樫のゴールをお膳立てした金井が神出鬼没の動き。

【チーム採点】
横浜
採点 6.5
ルヴァンカップ準決勝で敗れた相手に対して、現時点で発揮できるクオリティはしっかり見せた。日本代表の齋藤だけでなく、富樫や天野といった若手も多くのチャンスを作り出すことに成功。内容面ではG大阪を上回った。

【横浜|採点・寸評】
GK
1 榎本哲也 6
2失点はいずれも難しいシュートだった。その他の場面では落ち着いたプレーを見せ、ビルドアップも正確にこなした。

DF
13 小林祐三 5.5
前半は果敢に攻め上がって前田をフォローした。後半は守備に重点を置き、自身のサイドからの破綻はなかった。

22 中澤佑二 6
ゲーム終盤の疲れがたまってくる時間帯に倉田との1対1で完勝。経験に裏打ちされたポジショニングが光った。

2 パク・ジョンス 5.5
ビルドアップ時に自信が垣間見える。相手を引きつけて鋭い縦パスを通すなど、攻撃の起点として機能していた。

24 金井貢史 6.5
守備では粘り強い対応を見せ、さらに富樫のゴールを絶妙なスルーでお膳立て。神出鬼没な動きで相手を困らせた。

MF
28 喜田拓也 6
判定基準に悩まされながらもアグレッシブな守備を継続。奪い切ったあとも長い距離を走って攻撃に参加した。

8 中町公祐 6
クロスに対してファーサイドに位置を取ってゴールを狙う。結果的には不発に終わったが、常に脅威を加える存在。

横浜――相手のミスを見逃さず齋藤が今季9点目。

MF
25 前田直輝 5.5(74分OUT)
グッドプレーとバッドプレーが混在。技術的なミスからボールロストする場面が多く、それがマイナスイメージにつながった。

29 天野 純 6.5
持ち前の運動量は攻守両面で活用されていた。輝いていたからこそ、2-1の状況で迎えた決定機を決めたかった。

11 齋藤 学 6.5
相手DFがバックパスをミスした瞬間を見逃さず、今シーズン9点目をゲット。内容が悪いなりにも結果を出した。

FW
17 富樫敬真 7
ストライカーとしての本能でゴールネットを揺らす。最高のトラップから落ち着いたシュートで先発起用の期待に応えた。

交代出場
MF
20 マルティノス 6(74分IN)
ボールを持った場面では果敢に仕掛けて局面打開を試みる。終盤にゴールを決めたかに見えた場面はオフサイドだった。

監督
エリク・モンバエルツ 6
交代は1枚だけにとどめ、スタメンの選手たちにすべてを託した。期待している若手が着実にステップを上がっている。

G大阪――窮地のチームを救った井手口の2発!

【チーム採点】
G大阪
採点 5.5
ルヴァンカップ決勝の疲れが残っていたのか、全体的に動きが重かった。攻守ともに精彩を欠いていただけに勝点1は御の字の結果だろう。苦しい状況の中で2ゴールをはじめ抜群の動きを見せた井手口をMOMに。

【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 6
富樫のシュートは完全に相手の間合いだった。2失点目はDFの自責点で、全体的には及第点の出来といえる。

DF
14 米倉恒貴 4.5
運動量豊富にタッチライン際を駆け上がった。しかしチェストパスをミスして失点に関与してしまった。

5 丹羽大輝 5.5
相手FWの鋭い動き出しについていけず。失点場面以外にも安定感を欠くパフォーマンスが目に付いた。

6 金 正也 5.5
背後のスペースにボールを出された場面では走力の高さを見せた。ゴール前での耐久力もまずまず。

22 オ・ジェソク 6
対面の前田に突破を許さず。最後まで相手に食らいついてマークを離さず、ノーファウルでボールを奪った。

MF
21 井手口陽介 7.5
彼のための試合だったといっても過言ではない。左右両足で豪快なミドルを叩き込み窮地のチームを救った。

15 今野泰幸 6.5
井手口が思い切りよくプレーできる陰には、この選手がいる。全体のバランスを取りながら相方の良さを生かした。

G大阪――古巣相手に藤本が奮闘。遠藤を早めに下げた交代策も奏功した。

MF
25 藤本淳吾 6.5(86分OUT)
見事なダイレクトパスで相手の背後を突き、チームの1点目に関わった。古巣相手にモチベーション高くプレーした。

19 大森晃太郎 5.5
持ち味のドリブル突破はほとんど見せられず。それでもフリーランニングでSBの攻め上がりを託す働き。

7 遠藤保仁 5.5(67分OUT)
本来の出来ではなかった。ボールに関わる回数が少なく、精度の高いパスも出せず。途中交代も納得の内容だ。

FW
23 呉屋大翔 6(73分OUT)
ルヴァンカップ決勝の悔しさを晴らすために結果が欲しかったが、ゴールならず。だが攻撃意欲はしっかり見せていた。

交代出場
MF
11 倉田 秋 6(67分IN)
トップ下の位置からサイドに流れて果敢に仕掛けた。ゴールに直結せずとも、相手守備陣を困らせたのは間違いない。

FW
20 長沢 駿 5.5(73分IN)
シュート0本という数字が示すように見せ場なく試合終了。アグレッシブさという点でも物足りなかった。

DF
4 藤春廣輝 -(79分IN)
痛みを抱えながらの出場だが、持ち前のスピードは健在。高い位置まで上がって攻撃を加速させる役割を果たす。

監督
長谷川健太 6
疲れの色が濃い遠藤を途中交代させて勝負に出た。コンディションに不安を抱える中でもやりくりして勝点1を得た。

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