G大阪丹羽、敵も尊重 興梠に「思い切って蹴れよ」

<ルヴァン杯:浦和1(5PK4)1G大阪>◇決勝◇15日◇埼玉

G大阪DF丹羽大輝(30)は敗戦の悔しさを胸にしまって前を向いた。

1-0の後半31分にCKから失点。「単純にマークにつければ問題なかった。悔しいけどしっかりと受け入れないといけない。これが勝負の世界」とキッパリ。

アウェーの中でのPK戦も楽しむ余裕があった。「ブーイングもすごかったし、『丹羽ちゃん外せー』って声もあったけど、言ってるわと思いながらやれた。非常に楽しめていた」と明かした。

PK戦では3番目に蹴り、直後に蹴る浦和FW興梠慎三(30)に向かってボールを持って行きながら話し掛けた。「慎三思い切って蹴れよ!」。相手であろうがここまでともに戦ってきたプレーヤーとして、尊重するのが丹羽のポリシー。「外せよは小学生とかが言う言葉。プロフェッショナルとして(言った)。でも(興梠も)思い切ってきっちり決めてきた。さすがです」と笑った。

悔しさは残り3試合のリーグ戦にぶつけるしかない。「悔しさはピッチに置いてきた。ピッチの借りはピッチで返さないと」。2年連続で準優勝となり「改めて下から見上げるのは気持ち悪いな」とつぶやいた。

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