G大阪、悔し準V…東口「自分の力のなさに腹が立つ」/ルヴァン杯

YBCルヴァン杯決勝(15日、G大阪1-1浦和=PK4-5、埼玉)G大阪はPK戦の末に浦和に敗れ、2年連続準優勝に終わった。日本代表GK東口順昭(30)は5人すべてに決められ、責任を痛感。日本代表でもライバルの浦和のGK西川周作(30)が1本止めて優勝に導いただけに、屈辱的な敗戦となった。

最後のキッカー、浦和のDF遠藤に逆をつかれて決められると、東口は倒れ込ん

だまま力なく天を見上げた。PKを1つもストップできず、2年連続の準優勝。守護神が責任を背負い込んだ。

「PKは見せ場でもあったし、絶対に負けたくなかった。自分の力のなさに腹が立つ。勝たせることができず、悔しい」

前半17分に先制したものの、後半31分にセットプレーから決められた。「ちょっと無理に出てしまったところを、先に触られてしまった。その判断と集中力が失点につながった」と悔やんだ。

その後、120分間を戦って決着がつかず、日本代表GK同士の対決となったPK戦で5人全員に決められて敗戦。西川を起用し続けているハリルホジッチ監督も視察するなか、絶好のアピール機会だったが、評価を覆す働きはできなかった。

日本人指揮官最多タイとなる国内通算5冠目を逃した長谷川監督は「選手はすべて出して戦ってくれた。こんなにすがすがしい負けははじめて」とさばさば。1日のリーグ戦で0-4と完敗してから2週間でチームを立て直したが、競り負けた。「だんだん悔しさは増してくる。大阪に着くころにはマックスになっていると思う」。浦和に連敗するのは2011年ナビスコ杯準決勝、12年リーグ戦と敗れて以来4年ぶりで、指揮官就任後は初。来季も続投するだけに、17年に悔しさを晴らすしかない。

東口は「去年と同じ悔しい思いをしてしまった」とうつむいた。残り3試合のリーグ戦はCS出場が絶望的。最後のタイトルとなる天皇杯は、譲れない戦いとなる。

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