リーグ戦完敗のリベンジへ!G大阪・長谷川監督「プライドかけ戦う」/ルヴァン杯

YBCルヴァン杯決勝(15日、埼玉スタジアム)J1G大阪は15日のルヴァン杯決勝・浦和戦を前に14日、試合会場の埼玉スタジアムで前日会見と公式練習に臨んだ。長谷川健太監督(51)は勝てば国内3大タイトル(Jリーグ、ルヴァン杯、天皇杯)5つ目の獲得となり、西野朗氏(61)=日本サッカー協会技術委員長=に並んで日本人指揮官最多。リーグ戦で苦渋をなめた宿敵にリベンジし、偉業を達成する。

旧名称ナビスコ杯時代から、3年連続となる会見の壇上。長谷川監督は昨年とは正反対の厳しい表情で言葉を並べた。勝てば文字通り“日本一”となる大一番に挑む。

「すばらしい相手と戦えることを幸せに思います。すべての力を出して勝利をつかみたい。ガンバのプライドをかけて、最後の笛が鳴るまで必死に戦います」

昨年は冗談を交えるほどリラックスして、鹿島に0-3と惨敗。今年の相手、浦和には1日のリーグ戦で0-4と屈辱的完敗を喫したこともあって、白い歯は見せなかった。「策はない」とけむに巻きながらも「前回はコテンパンにやられましたが、われわれは持っている力をすべて出して戦うしかない」。Jリーグが放送されているシンガポール、台湾など6つの国と地域のメディアも詰めかけた会見。“世界”の前でリベンジを宣言した。

勝てばチームは2年ぶり3度目のV。指揮官としては5冠目で、国内3大タイトルの獲得数で西野氏と並び日本人最多となる。清水時代にカップ戦で3度も決勝で敗れ、『シルバーコレクター』といわれたのは過去のこと。日本一の名将となる瞬間は、もうすぐだ。

両指揮官のもとで戦った経験がある主将のMF遠藤は「ゲームプランは監督が考えること。僕たちはアグレッシブにやるだけ」と自然体を貫いた。2008年のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)も含めると、クラブにとっては節目の10冠目となる。メモリアルな勝利を、一丸となってつかみにいく。

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