【U19】G大阪・堂安、東京五輪へアジア選手権で得点王&MVP!

来年のU―20W杯(韓国)の出場権をかけたU―19アジア選手権は、13日からバーレーンで開幕する。5大会ぶりの出場権獲得に挑むU―19日本代表のエースMF堂安律(どうあん・りつ、18)=G大阪=は、アジア王者だけでなく大会得点王など個人タイトルも狙う。磐田のFW小川航基(19)は毎試合2ゴールが目標。20年東京五輪でも期待のかかる世代が世界への足掛かりをつかめるか。

誰にも負けたくないという大きな野望が、18歳の心を占めていた。「僕が日本をアジアナンバーワンに導きたい。個人タイトルも取りたい。チームを勝たせる活躍ができれば、自然と結果はついてくると思う」。ベスト4以上に与えられるU―20W杯の出場権だけでなく、アジア王者、そして自身の得点王やMVPまで見据え、過酷な戦いに挑む。

堂安はG大阪ユースから15年に高校2年生でトップチームに昇格すると、同年に宇佐美貴史(現ドイツ1部アウクスブルク)の記録を塗り替える16歳11か月18日のクラブ史上最年少でリーグ戦デビュー。左利きでドリブル、パス、シュートとすべてを高いレベルでこなし、身長は172センチと大きくないが70キロとがっちりした体格で、簡単に当たり負けをしないフィジカルの強さも持つ。同じ左利きのメッシに憧れ「攻撃なら全部得意です」と語る万能型アタッカーは、今夏にはオランダ1部の名門・PSVから獲得オファーが届くなど、世界からも注目を集めている。

今季のトップチームでは8月13日の磐田戦でプロ初アシストをマーク。J3に参戦するG大阪U―23では得点ランク4位の9得点を挙げている。だが「今年の目標はJ1でレギュラーを取ること。だから全然納得していません」と、J1では3試合の途中出場だけという現状に満足はしていない。将来的な海外移籍や「できるだけ早く日本代表に入りたい」と高い目標も掲げる高校3年生。世界に続く戦いを、さらなる成長につなげる。

リンク元

Share Button