思い知らされたアジアの厳しさ…宇佐美「これがW杯予選か」 ゲキサカ 6月16日(火)23時58分配信
[6.16 W杯アジア2次予選 日本0-0シンガポール 埼玉]
親善試合とは違う雰囲気も感じていた。左サイドで先発したFW宇佐美貴史(G大阪)にとって、自身初のW杯予選。「そんなに緊張はしないけど、難しさというか、これがW杯予選かというのは少なからず感じた」と率直に試合を振り返った。
ハリルジャパン初陣となった3月27日のチュニジア戦(2-0)で代表デビューし、同31日のウズベキスタン戦(5-1)で初ゴール。今月11日のイラク戦(4-0)で初先発を果たすなど、一つずつステップを上り、迎えた自身初のW杯予選だった。
立ち上がりから相手陣内に攻め込み、何度となくチャンスをつくった。シュートは23本。しかし、相手GKの好守もあり、最後までゴールをこじ開けること ができなかった。宇佐美自身、5本のシュートを打ったが、いずれも精度を欠いた。Jリーグや親善試合であれば、決めていてもおかしくない場面もあった。焦 りなのか、力みなのか、“らしさ”を見せられぬまま後半33分にベンチへ下がった。
「(ディフェンスに)あれだけの人数がいても、アイデアでその人数を超越するプレーができればよかった。1点入ればと思っていたけど、その1点が取れずにズルズル行った」。思い知らされたアジア予選の厳しさ。この日の教訓を無駄にするわけにはいかない。