藤春、痛恨オウン…目から涙「みんな最後まで戦ってくれた」/サッカー

リオデジャネイロ五輪第3日(7日=日本時間8日、マナウス)日本はコロンビアと2-2。1分け1敗の勝ち点1を得て、第3戦のスウェーデン戦に決勝トーナメント進出の望みをつないだ。

あわや“戦犯”になるところを救われた。痛恨のオウンゴールを与えたDF藤春の目から、涙があふれ出た。

「みんな最後まで戦ってくれて、まだ望みもある。『気にしなくていい』といってくれた」

0-1の後半20分だった。自陣でクリアのタイミングを一瞬迷うと、転がってきたボールが右足に当たってゴールへと飛んでいく。植田が懸命にかきだしたが、ラインを割ったと判定された。

ナイジェリア戦での5失点の汚名返上を誓っていたDF陣。崩れ落ちそうになる気持ちを必死に耐えた。青ざめた表情の藤春はOA枠の面目が丸つぶれだが、 同35分までプレーを続行。塩谷や室屋は身をていして失点を防ぎ、味方の反撃を信じて待った。室屋は藤春を思いやり、「チームの失点。上に行けるチャンス があるので、前向きにチーム全員で戦う」とかばった。力を合わせて最悪の事態を脱し、結束は深まった。

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