G大阪・藤春、流血もド根性フル出場!接触プレー「めっちゃ痛かった」

明治安田J1第2ステージ第2節(9日、吹田スほか)G大阪のリオデジャネイロ五輪サッカー男子日本代表DF藤春広輝(27)が仙台戦で流血するアクシデ ントに見舞われながら、フル出場。仙台を3-1で下して2連勝とした。第1ステージ2位で年間勝ち点1位の川崎が名古屋に3-0で完勝し、2連勝とした。 川崎の元日本代表FW大久保嘉人(34)が、自身の歴代最多を更新するJ1通算168点目を決めた。

流血アクシデントもなんのその。DF藤春が驚異のタフさを見せつけて勝利を引き寄せた。

「めっちゃ痛かったです。やばい。でも大丈夫。最後まで戦えたことはよかった」

前半8分、突然立ち止まるとピッチ外に連れ出された。接触プレーで肘が当たった右目下を深くカットし、顔の半分が血まみれになっていた。その場は絆創膏 で処置したが、ハーフタイムに麻酔注射を2本打ち3針縫った。麻酔の影響で後半は右目がほとんど見えない状態だったという。それでも「(負傷で交代は)あ り得ないので」とフル出場。チーム最多のスプリント(時速24キロ以上のダッシュ)29回を記録するなど、最後まで走り抜いた。

「(五輪前に)チームにいられるのも少ないので、勝ち点3に貢献したかった」

この日は父・末広さん(享年55)の6度目の命日。「おやじにも殴られたことないのに! って感じですね」と苦笑いを浮かべながらも、天国に吉報を届けてみせた。

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