【宇佐美会見 一問一答】「圭佑くんから“どうすんねん”と言われていた」

J1のG大阪からドイツ1部リーグのアウクスブルクに移籍する日本代表FW宇佐美貴史(24)が21日、大阪府吹田市で記者会見。「壁にぶち当たって、こけて、また立ち上がって、また壁にぶち当たっていく人生を選びました」とドイツ再挑戦への決意を示した。

【宇佐美会見 一問一答】

――今回の覚悟

生きてきた中で一番の挑戦。バイエルンは経験しにいった感覚が大きかった。今回は完全移籍だし、人生を掛けた再挑戦。その中で失うモノは大きいが、得るモノも爆発的に大きい。だからこそ魅力を感じる。

――希望の背番号

昨日、言わせて貰ったが39番。ガンバに帰ってきた時にはそういう意味合いがなかったが「サンキュー」にもなるし、感謝の気持ちを背負ってプレーしたい。

――前回はバロンドール。今回の目標は

ビッククラブにもう一度挑戦できるような活躍したい。そういうチームでプレーできるような夢を持ちたい。そういう中で欧州で成功を成し遂げて日本を背負っていく覚悟を持ってやりたい。そういう気持ちに、代表に入らせて貰ってなるようになった。海外への思いは強くなった。今、香川真司くんや本田圭佑くん や、オカちゃん、今背負っている人たちの存在を超える存在感を出すには、やっぱり欧州に出ないといけない。そういう思いになった。

――去年は海外移籍しなかった

冬もチームのオファーの熱意、タイミングが伴えば行こうと思っていた。自分の納得できる感じではなかった。今回に関しては、そこへの満足感があった。オファーが来た時には“行きたい”となった。

――ピッチ外では具体的に

ドイツ行く前はチームメートの関係性を重要視しているタイプではなかった。そのままドイツに行って、言葉に話せない、でも自分自身はそんな感じ。会話が できる状況にまた戻ってきて、選手同士の関係性を、岩下敬輔くんに面倒見てもらえるようになったり、また後輩への接し方だったり…選手同士の関係性の充 実、そこがプレーに繋がってくるのは間違いないと思う。選手同士の関わりが好きになったので、そこを崩さずやりたい。言葉が分からないから、より重視したい。

――本田圭佑からのメッセージ

ずっと「どうすんねん」とは言われていた。去年から…。今年もメールで「どうすんねん」と言われていた。どういう意味合いで行っているのか聞いてみたら 「欧州に出て色んな刺激を受けてもらわないとアカン。欧州に出ないと分からないことがある」とシンプルに言ってくれた。でも圭佑くんにどうこう言われたか ら挑戦ではない。ギリギリの状況でやって、このままガンバで順調、順風満帆に成長するよりは、行って爆発的な成長をするか、またボロボロになるか。そっちの賭けの方が面白いかな、と。メールは代表合宿の2週間前ですね。その時はオファーではなかった。で、代表合宿で会って圭佑くんに「決まりそうだ」と伝えたら、ニヤッと笑って「おめでとう」と。ようこそ風味の「おめでとう」だった。他の選手にも欧州にいくことの意味は説いている。

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