G大阪・宇佐美、吹田連発!ドイツ移籍を前に成長の跡

「J1、G大阪1-0浦和(15日、市立吹田サッカースタジアム)

アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の影響で未消化となっていた2試合が行われ、G大阪は宇佐美貴史(24)が決勝点を挙げ、浦和に1-0で勝った。

ここに戻ってきたことは無駄ではなかった-。そんなメッセージが詰まった1発だった。G大阪は前半8分、MF遠藤の縦パスに抜け出したFWアデミウソンが、前線でボールをキープ。逆サイドを駆け上がった宇佐美が、右足でゴールネットに突き刺した。

「信じて走れた。あそこに走れたのは成長」。試合を決めた2戦連発を、宇佐美はそう振り返った。

13年夏、ドイツから、当時J2だったG大阪に復帰。14年はJ1昇格、即三冠を達成した。名実ともにエースとなった背番号39に、長谷川監督は映像を見せた。カウンターで駆け上がるのは、いつも宇佐美以外の選手。自身の課題を突きつけられた。

ボールがないときの動きを、より意識した。繰り返すこと1年。「やっと1本出た。その1本が出たのは、アデ(ミウソン)の技術のおかげ。僕は蹴り込むだけだった。浦和には負けられないという雰囲気だったので、充実感はある」。感慨深げだった。

ドイツ1部リーグ、アウクスブルクから正式オファーを受けており、移籍は決定的。旅立ちを前に、日本に戻ってからの3年間の成長の跡を、吹田スタジアムのピッチに刻んだ。

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