【OA枠内定一問一答】G大阪・藤春「ヤットさんに相談しようと思ったんですけど…一人で考え込んで」

J1G大阪DF藤春広輝(27)が14日、U-23サッカー日本代表のオーバーエージ(OA)枠への内定が決まり、大阪・吹田市内の市立吹田スタジアムで会見を行った。

--内定について

藤春「オーバーエージに選ばれたことは本当にうれしく思っています。自分の代では、オリンピックというのは、そこまで絡むことができなかったので、オー バーエージとして選ばれたことは光栄に思います。試合に出れば、結果を残して代表のために精いっぱい頑張りたいと思います」

--OA枠の話を聞いたときの心境

「予選も僕は戦っていないですし、みんな頑張って戦ってオリンピックを手にして、その中で、僕がいきなり本戦にいっていいのかなとも思いましたけど。ま あでもやっぱりこういうチャンスというのはないと思ってますし、この話が来たときはやってやろうという感じで『行きたいです』とはいいましたけど」

--クラブに承認され、いけることになったときの気持ち

「ロシアのワールドカップも目指してますし、それにはやっぱり世界と戦うということでオリンピックというのは一つの経験というか、世界の場で戦うチャンスをもらえたので、僕は勝負したいというのは伝えた。それを理解してもらえたのは、僕にとってはよかったかなと」

--五輪に対する印象

「自分にとっては遠い存在というか、絶対にいけないだろうと思っていたので、それがこうして目の前にオリンピックがある、というのはうれしく思います。プレッシャーもありますけど、夢でもあるので、オリンピックでプレーするのは。それは本当にうれしく思っています」

--自身が考える選出理由

「サイドバックはけが人も多いですし、その中で選ばれたと思いますけど、自分自身は持ち味であるスピードだったり、攻撃参加というのは僕自身、世界でどれだけやれるか楽しみですし、その辺が選ばれた(理由)かなと思います」

--U-23の試合は見たか

「結構、見ていましたし、韓国戦の決勝は0-2から逆転ですごいなと思いました。最後まで諦めずに走るという姿を見ていてすごかったなという印象があるので、僕もそこに入って、やりたいなというのは、正直思いました」

--代表のなかでどういう存在になりたいか

「ガンバでは声出して盛り上げ役というのは他の選手がやっているので、僕は全然、黙ってひたすら走るって感じなんですけど、やっぱりオーバーエージとして行くので、コミュニケーションいっぱいとって、声を出していろんな選手と盛り上げてやっていければいいかなと」

--候補に挙がるMF井手口と話はしたか

「全く話してないですけど、ガンバの2人でオリンピックに出られれば、うれしいかなと思いますし、一緒にオリンピックでプレーしたいなという思いはあります」

--目指すところは

「オリンピックに出る以上は、一つでも上を目指すために金メダルを取って帰ってきたいなと思います」

--手倉森監督とそのサッカーの印象

「手倉森さんはA代表のときにコーチでいてたので、代表のときも喋りましたし、印象的には明るい人だなと。それが第一印象で、練習中も盛り上げてくれま すし、そこもやりやすいというのはあります。ベガルタ時代、監督やっていたときはしっかり後ろで4枚つくって守備を固めてっていうサッカーというのを思っ ていたので、まさか僕が、というのはあったんですけど。テグ(手倉森)さんのサッカーをしっかりやりたいなとは思います」

--自身の代表世代だったときは、どれだけ本気で五輪を目指していたか

「自分の世代では、年齢的に一番下になる年だったので、厳しいかなというのは思いながらやってましたし、世代別というのもなかなか絡むこともできなかったので、今こうしているのは夢のようだな、という思いはあります」

--日の丸を背負って戦うことについて

「世代別も入ってなかったですし、代表に入ったのは去年から初めて入ったので、日の丸を着けてプレーするというのはプレッシャーもありますけど、なかな か着けられないという思いもあるので、うれしくもあり、緊張しながらですけど日の丸を着けられるのは、すごいことだと思う。やっぱり楽しみながらプレーす るのが一番だと思います」

--決まってから周囲の人に言葉をかけられたか

「身内は全然知らないですし、僕自身、なにも言わずにここまできたって感じなので。実は、この話がきたときにヤット(遠藤)さんに相談しようと思ったん ですけど、なかなか言い出せずに、一人で考えこんでっていう。やっぱりヤットさんは世界をいろいろ経験されているので相談しようかなと思ったんですけど、 なかなかいえずに、一人で考えてここまできたかなって感じで。いろいろニュースを見てると選手のみなさんは『頑張ってこいよ』とかそういう声はかけてくれ るので、うれしく思いました」

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