【U23】オーバーエージ候補絞った!大久保・大迫・清武・塩谷・藤春

サッカーのリオデジャネイロ五輪に出場するU―23日本代表の24歳以上オーバーエージ枠(OA)で、10日の派遣手続き登録締め切りまでに絞り込むとし ていた最終候補5人が7日、分かった。入ったのは手倉森誠監督(48)が強く要望したFW大迫勇也(26)=1FCケルン=ら。8日に技術委員会で最終確 認し、7月上旬の五輪メンバー18人発表までに上限の3人まで絞り込む。

手倉森監督が厳選を重ねたOA最終候補はFW大迫のほか、FW大久保嘉人(33)=川崎=、MF清武弘嗣(26)=ハノーバー96=、DF塩谷司 (27)=広島=、DF藤春広輝(27)=G大阪=。5月11日のガーナ戦後に「ボールが収まるFW、けが人が続出している攻撃的MFとサイドバック (SB)」と示唆した通りのメンバーが名を連ねた。

FWでまずリストに入れたのが大迫。1月のリオ五輪出場決定直後、真っ先にリストに入れるほど高く評価しているストライカー。ブラジルW杯に出場するな ど国際経験もある。1FCケルンは各国の五輪代表候補選手を抱えており、派遣に難色を示している。それでも指揮官の強い希望で最終候補に残し、日本サッ カー協会がクラブと登録期限ぎりぎりまで交渉を続ける。

MFでは「目玉」と位置づける清武が最終候補入り。当初、招集は難しいとされていたが、スペイン1部セビリアへの移籍で基本合意。新たに結ぶ契約に「五輪派遣」を盛り込むことも可能で、招集への障害はなくなりつつある。関係者によると本人も前向きだ。

また、手倉森監督はトゥーロン国際大会で世界との決定力の差を実感。日本人屈指の得点力を持ち、J1で3年連続得点王の大久保を選択肢に組み入れた。最終ラインはSBとセンターバック(CB)をこなす塩谷、スピードのある藤春が残った。

一時はOAを使わないことも検討されたが、5月のトゥーロン国際大会で結果を残せず、けが人も続出。上限の3人を視野に行使する方針を固めた。当初は 50人程度のOAリストを作り、5月下旬には約15人まで厳選。五輪派遣手続き締め切り日となる今月10日をメドに最終候補を絞った。手続き締め切り後は 最終候補と交渉決裂した場合、OA行使が上限の3人に満たない可能性もある。

8日に日本協会の技術委員会で最終候補を報告する予定。その後、個人、各クラブと本格交渉に入り、7月上旬のメンバー発表までに最大3人のOAを決める。アジアを制した現メンバーと融合させ、悲願のメダルへ向けた最強ジャパンを作り上げる。

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