G大阪、新たな選択肢=倉田、攻守に貢献-Jリーグ

後半19分、こぼれ球を拾ったG大阪の倉田が一気に攻め上がる。アデミウソンに預けた球を再びもらうと、右足を振り抜き、勝利を決定付ける2点目を決めた。「トラップした瞬間に1対1になったので、思い切っていった」。リーグ王座を懸けた昨年のチャンピオンシップ決勝で屈した広島に借りを返すような会心のゴールとなった。

本来は攻撃的MFだが、この日は遠藤と入れ替わって守備的MFで起用された。今年初めての役回りで、「まずは守備からしっかり入れと言われた」。経験豊かな今野とともに、相手の攻撃のカギを握る茶島と柴崎を自由にさせず、守備から攻撃への素早い切り替えで、ゴールに結び付けた。珍しく足がつってしまうほ ど、攻守に走り回って貢献した。

長谷川監督は「素晴らしいプレーをしてくれた。ボランチに新しい選手が出てきたのはチームにとってプラス」と褒め上げた。「攻撃陣が本調子になったと言えるのは、パトリックや宇佐美が得点した時」。ここまでなかなか調子の上がらないG大阪。第2ステージも見据えて、新たな選択肢を手にしつつある。

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