【G大阪】遠藤の決勝弾で吹田Sでの連敗ストップ!珍しくスタンドをあおり喜んだ理由とは?

◆明治安田生命Jリーグ J1第1ステージ第12節 G大阪2-1磐田(13日・市立吹田サッカースタジアム)

いつもは脱力系の遠藤が見せた、こん身の“ひと芝居”だった。1―1の後半21分。DFラインの裏に抜け出してGKとの1対1を迎えると、右足でゴール に流し込み逆転。すると両腕を振り上げてスタンドをあおり、ベンチの選手も含めて一体となって喜びを爆発させた。このリードを守りきり、吹田スタジアムで の公式戦連敗を5で止める勝利。「チームの勝ちたいという気持ちが出たいい試合だった」と3月11日の大宮戦以来となるホームでの勝利を振り返った。

珍しく派手なゴール後のジェスチャーにも理由があった。「あれはパフォーマンスです。サポーターもフラストレーションがたまっていたでしょうし」。スタ ンドを盛り上げ、ピッチとスタンドの距離が最短で7メートルと、日本一近い新スタの利点を生かす狙い。これまで連敗中は重圧となっていた“近すぎる”スタ ンドからの声を、背中を押す力へと変えるためだった。

この日はトップ下に入り、左MF宇佐美、右MFアデミウソンとポジションチェンジを繰り返し、流動的な攻撃を披露。前4試合ではわずか1得点だったが、 前半45分にはアデミウソンが見事なターンから同点ゴールを決めるなど、攻撃陣に復調気配も漂った。まだ上位陣との差は大きいが、遠藤は「ここから、巻き 返します」と力強く宣言した。

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