【G大阪】「元代表コンビ」今野&遠藤弾で2位浮上! スポーツ報知 6月4日(木)7時4分配信
◆J1第1ステージ第10節 G大阪2―0鹿島(3日・万博)
ACLで未消化の2試合が行われ、G大阪は2―0で鹿島を破り2位浮上。浦和が7日に清水に勝ってG大阪が神戸に敗れれば、第1S優勝が決まる。
G大阪が誇る“元代表”の2人が、この日の主役だった。前半41分、CKのこぼれ球を、今野が右足で押し込んで先制。後半7分には日本代表FW宇佐美が倒されて得たPKを、遠藤がゴール右へ冷静に決めた。危なげなく勝ち切り、勝ち点3を奪った。
前節出場停止から先発復帰した今野は、激しいボール奪取など代表落選の影響を感じさせないプレーを攻守で披露。持ち味の守備に加え、攻撃面ではパスを出 す範囲をより広くする―そんな挑戦を続ける32歳は「今は代表のことは考えるべきじゃない。前進するだけ。俺はもっと上を目指せる」と、さらなる成長を見 据えている。
ハリル体制では一度も代表入りしていない35歳の遠藤も「カウンターの時に、相手のゴール前により効果的に入っていくプレーの精度を上げたい。年を重ねようが、関係ない」と向上心は尽きない。
後半ロスタイムにはMF堂安が16歳11か月18日でJデビュー。宇佐美が持っていたクラブのJ最年少デビュー記録を塗り替えた。宇佐美や丹羽ら代表定着を狙うメンバーに加え、ベテラン、若手が刺激し合ってチームとしての成熟をみせている。
浦和との勝ち点差は残り4試合で7。第1Sの逆転Vは厳しい状況だが、「最後まで食らいついてチャンスがあれば」と長谷川健太監督(49)。昨季は最大14の勝ち点差をひっくり返した3冠王者が、浦和の背中を追う。